今日のお話は、「弱さ」が「強さ」になり、「ハンディ(障害)」が「ギフト」になって、他者にチカラを与えるものとなり、世界の片隅から、世界を変えるチカラになっていく。。そんな「魂の自己実現」の典型的なストーリーです。
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大木トオルという方は、幼い時から、吃音があり、学校でいじめを受けて、辛い子供時代を送っていました。
そんな彼を慰めてくれたのが、飼い犬のワンちゃんでした。そのワンちゃんだけが、彼の心をわかってくれる唯一の友達だったと言います。
でも、お父さんの会社が倒産し、親戚の家に居候することになり、大好きなワンちゃんと別れた彼にとって、
次に心の支えになったのは、ラジオから流れてくるブルースの音楽でした。
ブルースは、アメリカ社会で抑圧される、黒人の悲しみ苦しみを音楽で表したものです。彼は、ブルースを口ずさむときに、吃音が消えていることに気づき、ブルースの魂に惹かれていきます。
その後、20才前後の時に、大好きなブルースに導かれて単身アメリカに渡ります。
そこで、ブルースシンガーとしてデビューしようとするのですが、人種差別に逢ったり、アジア人が黒人のブルースを歌うということに対する抵抗などがあり、壁に直面します。
でも、肌の色は違っていても自分も同じように苦しい思いをしてきた、その想いをブルースに込めて歌うにつれて、次第に人種を越えて、人々の心を打ちはじめます。
そして、アメリカではイェローブルースシンガーとして広く人々に知られ、大物シンガー達と共演したりして、著名なブルースシンガーとして活動されたようです。
これだけでも、ご自身の吃音を克服したサクセスストーリーなのですが、大木トオルさんの話は、そこで終わっていないのです。
彼は、アメリカに渡ってから自分を助けてくれた犬のことを想い、セラピードッグに関心を持ち始めます。そして、セラピードッグと一緒に様々な施設を訪れる活動を継続していました。
次第に、セラピードッグを訓練する方法を身につけ、自分でそれを体系化していきました。
そして、日本に帰国し、日本で初めて、セラピードッグを訓練して、介護施設を定期的に訪れるという活動を始めたのです。
人間には心を閉ざして笑顔を忘れたかのように見える認知症の方達が、ワンちゃんがやって来るのを楽しみにしてワンちゃんとのやり取りで笑顔になって行きます。
介護施設を訪れるのは訓練を終えたワンちゃん達です。
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私の心を打つのは、この訓練を受けるワンちゃん達の多くが、飼い主から見捨てられて、殺処分に合う前の状態にあったワンちゃん達や、東北大震災で、飼い主が家に戻れず、食べるものもない中をなんとか生きながらえていたワンちゃん達だということです。
後者のワンちゃんの中には、心に深いトラウマが刻まれて、人間不信になって、手を自分に触れさせない、餌も人前で食べないワンちゃんがいました。
大木さんは、何ヶ月もかけて、そんなワンちゃんが、次第に心を開いていくのを待って、セラピードッグになれそうであれば、訓練を始めます。
その心に深いトラウマを負っていたワンちゃんが、心が癒されて、セラピードッグになった時、
本当に優しく心身を煩う人達に寄り添い、深く癒す力を発揮していると言います。
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大木トオルさんは、自分が犬に助けられたから、恩返しに活動していると仰っているのですが、
訓練施設の運営費用を工面する為に、アメリカの有名ミュージシャンの楽器を売ったり、ご自身のブルース音楽のチャリティーコンサートを開催したりして、その運営を維持されています。
私は、今でもこの話を思い出すと、涙で胸が一杯になります。
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吃音という障害のために、辛い思いをしていた自分を癒してくれた飼い犬のこと。
その障害を忘れさせてくれたブルース音楽。
そのブルースに惹かれて、そのシンガーになるという夢を持って渡米して、数多くの困難を乗り越えて、著名なブルースシンガーになり、それを使って、ワンちゃんへの恩返しの活動をする。。
一番弱い立場に置かれたワンちゃん達や、野外に放置されてトラウマに病んでいたワンちゃん達が癒され、
今度はそのワンちゃん達が、最も深い優しさを持って、心身を病む人達を癒す。。
なんという話だろうと、深い感動で一杯になります。
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彼の幼い頃の飼い犬の優しさが、大木さんは、吃音でいじめられて、「弱い者」の立場にいた、その経験、吃音という障害故の辛い経験があったからこそ、
ブルースのスピリットを歌い、人の心を打ち、彼のギフトを開花させたわけです。
でも、その吃音の辛い経験を乗り越えるチカラになったのは、彼の幼い頃の飼い犬の優しさでした。
そして、福島の原発事故で閉鎖された街に放置されたワンちゃん達が、癒されることで、セラピードッグに変容して、他の犬以上の優しさで人間を癒すチカラを持っている。。
そのような能力を発揮するようになったのは、大木さんのワンちゃん達にたいする優しさ、愛、故でした。
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「弱さ」や「障害」が
「真の強さ」になり、ギフトになるのは、
愛のチカラだということ、ですね。
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大木トオルさんの話は、
「魂の使命」を生きている人の
典型的なサクセスストーリ-ですが、
魂の意図に従って、
一生涯かけて、それを生きて初めて
それが持つ意味が見えてくるのかもしれませんね。
あなたはどう思われますか?
アマナ
大木トオルさんの国際セラピードッグ協会はこちらです。
https://therapydog-a.org/
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