カタカムナ・東洋の叡智

カタカムナの理解から「女性エネルギー」とは?

今後の世界では、女性が台頭してくるというのをよく耳にしますね。ただ、2025年以降の水瓶座の時代の流れの中で、この「女性の台頭」ということの意味を考えると、従来の男女の対立を前提にしたものではなくて、【男女の対立を越えた女性原理や女性エネルギーの再浮上】という意味に捉えることがより正確だと思っています。 このことが意味することがどういうことか、カタカムナの理解からお話したいのですが、ここではまず、女性原理や女性エネルギーとは何か、ということについて、カタカムナの私の理解を基にシェアしたいと思います。 目次カタカムナの「アワ」と「サヌキ」について今後の世界で必要な女性エネルギー:アワのチカラ「アワ」のチカラの本質今後の世界ではアワのチカラが重要 カタカムナの「アワ」と「サヌキ」について カタカムナでは「アワ」と呼ばれるものが女性エネルギーに相当します。 男性エネルギーは、「サヌキ」と呼ばれます。   サヌキは、「サ」を抜いて突っ走る、まっすぐに目的に向かって突き進むエネルギーで、物質化や現象化は、サヌキのチカラのなすワザです。 アワは、そのサヌキが進む途の前後左右に立ち回って気を配り、サヌキの途がうまく進むように準備する不可視のエネルギーです。 アワは、サヌキの物質化を前駆するエネルギーで、アワのエネルギーなしにはサヌキは物質化できません。 3次元世界での現象化は、サヌキのチカラによりますが、その形のスケールの大きい場合でも小さい場合でも、それに見合った量の女性エネルギー、つまりアワのチカラが伴ってはじめて形として現象化するのです。 人が何かを成し遂げる時、サヌキのチカラが必要ですが、サヌキのチカラが発揮されるには、必ず、それに見合ったアワのチカラが背後に存在しています。現象化の背後(見えないレベル)には、必ず、アワのチカラが寄り添っているのです。 優れた男性リーダーの影には、必ず優れた女性がいると言われるのは、このことを物語っています。   今後の世界で必要な女性エネルギー:アワのチカラ   さて、、現代社会、現在の世界の状況を見ると、お金や財産、地位など、目に見えることだけで人を評価する世界観は、今その絶頂を越えて、矛盾をさらけ出し、内部から腐敗して崩壊していくまさにその崩壊前夜にあるようにも思われます。 その崩壊のプロセスがどんなものになるか、どれくらいの年月がかかるのか、まったく予想がつきませんが、 でも、その崩壊後の世界をどんなものにするのかということを意識して、私たち一人一人が、それを今から、私たち内部から創っていくことが大切だと思っています。 新しいものを創ることができていないと、古いものは本当の意味で壊れない、置き換えることができなからです。 そのことを考える時、このアワのチカラの本質を理解して、それを意識的に養っていくことがとても重要になるのです。 これは、男性・女性の関係なしに重要です。   「アワ」のチカラの本質 アワのチカラは、例えば、子育て、日々の家事など、コツコツと平凡な日常の積み重ねでイノチを養うチカラです。 その本質というか、その実質は、ズバリ言うと、カム、宇宙根源のチカラです。カムのチカラの凝集の一片がアマナで、それは誰にでも存在します。 そのアマナから放射されるチカラは、聖なる根源のチカラ、カムのチカラです。それは不可視だけれど、あらゆるイノチの内にあって、刻々とイノチを養うチカラであり、あらゆるものを養い、ありのままを受けとめ、受け入れ、対立したものをつなぎ合わせ、調和させ、親和させるチカラです。 カタカムナでは、アワのチカラはそのようなものだと理解しています。 このようなアワのチカラは善か悪か、右か左か、男か女か、といった両極を、はるかに越えた次元の根源のチカラです。 私たちは、男性でも女性でも、このアワのチカラとサヌキのチカラの両方を内に持っているのですが、女性の身体であるということは、アワのチカラが相対的に大きいということを表し、男性の身体であるということは、サヌキのチカラが相対的に大きいということを表すと考えられています。 人間は男女しかないので、身体の形態としては、こうなるしかないわけですね。 でも、男性でも女性でも、自分の内に存在している宇宙根源のカムのチカラこそがアワのチカラだということです。 アワのチカラは私たちが感じる波動としては優しく愛に満ちているので、女性エネルギーとして分類分けされますが、カムの力であるので、男性・女性というレベルを越えたチカラです。   今後の世界ではアワのチカラが重要 今後の数十年単位で世界を見る時、女性の台頭という言葉で表される中身は、そのようなアワのチカラです。 今後の新しい世界の在り方では、男女共に、アワのチカラを養って、その原理を大切にした世界を創っていくことが重要だということです。 なぜなら、アワのチカラこそが宇宙根源のカムのチカラ。あらゆるものを養い、元気づけるイノチの元であり、あらゆる対立を越えて調和をもたらすチカラだからです。 そして、何よりも、アワのチカラの量が小さい場合、現実レベルで、人の性質や生き方として現れる在り方で、色々な問題になることが多いのです。   次回は、アワの量が小さい場合、サヌキのチカラがどんな悪影響を及ぼすか、といったことについてお話したいと思います。   スピリチュアルヒーリングとスピリチュアルコーチングのDr.アマナのTOPへ戻る

カタカムナの理解から「女性エネルギー」とは? Read More »

生きづらさを感じたらこのことを思い出そう

人生の苦しいこと、辛いことに圧倒されて、独り心が沈む時、「自分の人生はなんでこうなんだ!」って叫びたくなるとき、過去の辛い出来事を手放したいけれどなかなかできない時、「イノチの本質」の理解は、きっとあなたのチカラになります。 今日は、「イノチの本質」について、古代中国の哲学と「カタカムナ」が教えることの一部をお話しいたします。 今日のお話の結論を先に言うと。。 私たちが人生で、プラスとマイナスの両方を体験するのは、「イノチの本質」からして、【当たり前だ】ということです。それはどういうことでしょう? 古代中国の陰陽の「中心」が教えること 中国陰陽学研究の三代目である飯田亨氏による『陰陽自然法則学』という、とても専門的な研究書を読んでいて、一つ興味があったことがあります。それは、古代中国の陰陽数理的理法である『洛書』と、その前提の法則を記した『河図』に記されている「1」~「9」の存在理法と、「0」・「10」の無極・太極を表す二つの図は、【中心に「5」を置いている】ということです。 つまり、宇宙創成の根本としての「0」と太極としての「10」の両者は、非存在の天の核として存在し、それは、地(後天平面)、つまり現象世界で「5」に置き換わるということです。そして、後天平面(地表面)では、「5」を中心に、1、2,3,4,「5」、6,7,8,9が、原初の「0・10」「1・9」「2・8」「3・7」「4・6」を具現するために、「対称性流動」を行い揺らいでいるということなのです。 こんなことを言って、何を言いたいの?と思われるかもしれませんね・・・ 要するに、その陰陽数理の法則によると、現象世界では「5」が中心となって、万物の粒子は右転、左転し、「膨張と収縮」 、「顕れ出て、隠れ入る」を繰り返している、というわけです。 興味深いことに、この「5」は、カタカムナ図象では、「イ」の位置に当たるのです。その「イ」とは、「イノチ」の「イ」、「イマ」の「イ」です。宇宙では微細な粒子(ココロ)が、宇宙根源(アマ)の潜象から右転、左転して、トキトコロの粒子として変遷して物理レベルに入るのですが、「イ」とは、現象レベルで最も微細なアマの微分した粒子を指しているのです。 因みに、カタカムナでは、「トキトコロ」は根源から発生した粒子として捉えられているのですが、それは、「アマ」の性質を継承して、「正進すると共に反転し、膨張したり収縮したりという逆の性質を同時に持ちつつ、潜象から現象の物理世界の中で最小の粒子になったもの」と、捉えられています。 カタカムナが教える「イノチ」の本質 さて、ここで、私が一番言いたいこと、それは・・・ カタカムナによれば、「イノチ」とは、「イマ」の持続(「チ」)だということです。「イマ」とは、「マ(宇宙根源・始元)」の粒子が変遷して、物理世界でトキトコロ(時空)の微細な粒子として存在するものです。 そして、「イノチ」とは、その「イマ」が様々に変遷しながら、持続(「チ」)したものだ、ということです。 だから、イノチとは、「正反のチカラが常に重なり合ったものである」ということ、「宇宙の現象には、正と反の相反する面が必ずある」ということなのです。一言で言うと、正と反が同時存在するということです。矛盾し、相反する正と反の性質は、物質にも、生命にも、精神現象や社会事象にも、常に、同時に存在して働き、それは循環して現象化するということなのです。 人生の困難は当たり前 少し遠回りになりましたが、要するに、私達の人生で、辛かったことがあったとしても、【生きている限りそれは当たり前】ということなのです。今起こっている「嫌なこと」も、正反の性質を持つイノチの本質の大局からみると、当然自然法則として起こり得ることなんだ、と理解すると、辛いことも嫌な事も少し客体化できる位置から捉えることができますね。 例えば、人でも深く溢れる優しさを持つ人が、時と場合によっては、破壊的なチカラを発動することがあるのは、よくあることです。また、起業して大きく成功している人は、一度は極貧状態か、大きな借金を背負った過去があるのは、なぜかほとんど共通しているように思われます。そして、困難の程度は、それを乗り越えた人の器の大きさに比例していると言えます。因みに、その「器の大きさ」は、「アワ量の多さ」として捉えられるようです。 人生の中で、辛かったことや苦しかったことがあれば、魂が体験して学びたいイノチの様々な側面の、「反」「闇」の部分なのだと思って、【諦めて、手放し】ましょうね。そして、次の新しいサイクルに、より喜びに溢れたイノチ、魂として当然のイノチを表現する次のサイクルに前進していきましょう! スピリチュアルヒーリングとスピリチュアルコーチングのDr.アマナのTOPへ戻る

生きづらさを感じたらこのことを思い出そう Read More »

Scroll to Top