「個」の一字にこだわる理由

「安保法」施行されてしまいましたね。夏の参院選がまだあるとはいえ、これから私達の世界は、どんな方向に向かっているのでしょう?そして、これからの激動の世界、私達はどんな準備をするべきでしょう?

資産家達は、お金を海外に貯蓄して、税金対策と、円価値が暴落する際のリスク回避に、余念がないようです。私の大学教授の友人は、来年春で早期退官して、カナダに移住して新しい人生を始める準備を、着実に行っています。彼女は、将来日本に戻って来た時の為に、鳥取の過疎の田舎に、潰れかけの農家を買って、いざというときは、そこに友人達と共同生活を営むつもりです。

お金や土地も重要ですが、意識のセンタリングも大切です。意識のセンタリングとは自分の中心に繋がって、他者の意識による反応で自分の意識を作らないこと。他者との反応で自分を作るのでなく、本当の自分を基軸にすることです。現実の変化は精妙な意識のレベルから始まるという私の理解から言うと、この意識のセンタリングが今後最も重要になると思っています。

ところで、みなさんは現政権が目指している憲法改正の中身は、何かご存じですか?・・・一言で言えば、それは、天皇を元首にし、「家族」を基礎単位にした国家統制軍事国家です。実感が湧かない、驚くような語彙が並びました〜!でも、着実に準備しています。教科書検定のやり方もかなり強引に、教育面でも準備しつつ、法整備では安保法を施行していこうとしています。

そして・・・驚くのが、現行憲法13条の一文の変更です。それは、「すべて国民は、個人として尊重される」と謳う文言から、なんと、「個」が削除されているのです!「個人」としての尊重ではなく、「人」としての尊重にわざわざ変える理由。。それは何でしょう?・・・

97条の基本的人権の永久不可侵性を全面削除して、新たに「責任・義務」を強調する内容を付け加え、国防軍を設置 云々という一連のものを見ると・・・現政権が目指すものを実現する上で、「個」というのは邪魔になるということでしょうか。。

何らかの理由で、戦争に行くことを選択する個人がいるかもしれません。でも、それはまず、個としての生き方の選択から出たものであるべきですね。

どちらにしても、現政権が「個」の一字にこだわるくらい、今後の激動の世界のなかで、「個」の確立はとても重要なものだという風に捉えることができます。

そして、本当の意味での「個の確立」は、「意識のセンタリング」を通してこそ可能です。それは、利己主義的なエゴの追求ということとは異なります。それは、自分の「内なる根源」「コア」に繋がって、そして、その「内なる根源」の意識を基礎にしながら、他者や世界と関わることです。

他者の意識に反応して考えたり行動するのでなく、本当の自分を基軸にして選択して行動すること。。「大きな自分の軸」と言ってもいいものです。

そして、このように「自分の内なる根源」と繋がっていることが、宇宙から応援されて意図を実現していく基礎なのです。現政権が目指す方向が戦争体制であるのであれば、なおさら、個人のレベルで自分の大いなる自己と繋がって、現実を生きることは、平和の基礎になりますね。

本当の平和は、ここから出発すると私は思っています。

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追伸:今朝11時頃、大阪で地震がありました。スマホの異常な警報音と地震だ〜!というメッセージに驚き、思わず机の下へ行こうとして。。しばらく待っていると、横揺れの地震。これくらいの震度なら持ちこたえるかもしれないけれど、もう少し大きな地震だと確実に落ちてくる私の部屋の天井まで届きそうな本棚に積み込まれたたくさんの本。
自分の愛する書物に押し潰されないようにするにはどうすればいいか。。私も愛書からの「自立」が必要なのかなあ。。(*^^*;そろそろ本腰で対策を考えないと。。

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