
憲法13条の草案から、あえて削り取られようとした「個」の一字。なぜ激動の時代ほど、国家や社会は「個の確立」を警戒するのでしょうか。周囲の不安や集団心理に飲み込まれず、自らの中心に立ち続ける「意識のセンタリング」の真実とは。
【2026年9月12日更新】
世界や社会の情勢が目まぐるしく変化する中で、私たちは何を基準にしてこれからの生き方を選べばよいのでしょうか。資産の保全や移住といった現実的な備えもさることながら、それ以上に決定的な意味を持つのが「自分の中心と繋がる意識の力」です。
憲法改正の議論に浮上した「個」という言葉へのこだわりを手がかりに、集団意識に流されないための「意識のセンタリング」と、一人ひとりの内面から始まる真の平和についてお話します。
激動の時代に必要な「意識のセンタリング」
安全保障をめぐる法整備が進み、世界情勢が激動の度を深める中で、私たちの社会はこれからどのような方向へ向かっていくのでしょうか。そして、不確実性に満ちた時代を生き抜くために、私たちはどのような準備をしておくべきなのでしょうか。
資産家たちは海外への資産移転を進め、税金対策と円価値が暴落する際のリスク回避に余念がないようです。
私の友人である大学教授は、早期退官してカナダに移住し、新しい人生を始める準備を着々と進めています。彼女は、将来日本に戻って来た時の拠点として、過疎化が進む地方の古民家を購入し、いざというときは友人達と共同生活を営む計画を立てています。
経済的な備えや土地の確保といった現実的な対策も確かに大切ですが、同じように意識のセンタリングも大切です。
意識のセンタリングとは自分の中心に繋がって、他者の意識による反応で自分の意識を作らないこと。他者との反応で自分を作るのでなく、本当の自分を基軸にすることです。現実の変化は精妙な意識のレベルから始まるという私の理解から言うと、この意識のセンタリングが今後最も重要になると思っています。
憲法13条から「個」が削られる理由
政治の動向を見つめるとき、非常に興味深い論点があります。それは、憲法改正草案における現行憲法第13条の変更点です。
現行憲法第13条には「すべて国民は、個人として尊重される」と明記されています。しかし、提出された草案では、なんと「個」という一文字が削られ、「人として尊重される」へと変更されているのです。
「個人」としての尊重ではなく、「人」としての尊重に、わざわざ「個」の文字を削る意図はどこにあるのでしょうか?
97条の基本的人権の永久不可侵性を全面削除して、新たに「責任・義務」を強調する内容を付け加え、国防軍を設置 云々という一連の動き、つまり、基本的人権の尊重をめぐる規定の見直しや、国家に対する義務や規律の強調、国防体制の強化といった一連の動きと照らし合わせてみると、国家統制や全体の調和を最優先させようとする側にとって、自立した「個」の存在は都合が悪い(邪魔になる)ということなのかもしれません。
何らかの理由で、戦争に行くことを選択する個人がいるかもしれません。でも、それはまず、個としての生き方の選択から出たものであるべきですね。
どちらにしても、権力が「個」の一字にこだわるくらい、激動の世界のなかで、「個を確立すること」はとても重要だと言うことができます。
「個の確立」は「内なる根源」との繋がりから始まる
では、本当の意味での「個の確立」とは何を指すのでしょうか。
本当の意味での「個の確立」は、「意識のセンタリング」を通してこそ可能です。それは、利己主義的なエゴの追求ということとは異なります。それは、自分の「内なる根源」「コア」に繋がって、そして、その「内なる根源」の意識を基礎にしながら、他者や世界と関わることです。
他者の意識に反応して考えたり行動するのでなく、本当の自分を基軸にして選択して行動すること。。「大きな自分の軸」と言ってもいいものです。
そして、このように「自分の内なる根源」と繋がっていることが、宇宙から応援されて意図を実現していく基礎なのです。
一人ひとりの自分軸から始まる真の平和
社会がどのような体制や方向へと進もうとしていようとも、個人がそれぞれのレベルで大いなる自己(コア)と繋がり、現実をしっかりと生きること。それこそが、あらゆる分断や争いを防ぐ、最も強固な「平和の防波堤」になります。
私たち一人ひとりが内なる中心を取り戻し、自立した「個」として尊厳を持って生きること。そして、他者を、自立した「個」として尊重すること。本当の平和は、ここから出発すると私は思っています。
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■ 著者プロフィール
アマナ(Dr. Amana)
カタカムナ・ライトワーク®創始者、魂の自己実現®ヒーリングコーチ
大阪市立大学大学院(経済学研究科・国際労働市場論)を経て、カリフォルニア統合学研究所(CIIS)にて博士号(Ph.D. in Integral Studies)を取得。縄文土器の文様構造とコスモロジーに関する博士論文を執筆。
著書に『潜象のサイエンスで解く 縄文・カタカムナ・レイキ』。
※「カタカムナ・ライトワーク」「コアライトワーク」「コアライト・コーチング」「コアライトアクティベーション」「ルーツコードヒーリング」「魂の自己実現」「ヒーリングコーチ」「コアライトコーチ」「Healing Coach」「Core Light」は、ルミナクリエイションの登録商標です。「コアライト マスタリープログラム」「コアライト アカシックヒーリング」は商標登録出願中です。








