えっ、「誤解」、「無理解」は当然?!

みなさんは、人との関係で、どんな時に苛立ちを感じますか?全くの【誤解】【無理解】なのに、いくら説明しても、何度説明しても、ほとんど言葉が通じない。。。 こんなことを経験したことはありませんか?

事実の【歪曲】【偏見】、これは、誰か「嫌な」人達だけがやることではなくて、ある意味、私達の誰もが、普通にやっていることのようです。

例えば、「ものを見る」場合、見たものの情報は、網膜から、大脳皮質の視覚野にある外側膝状体というところに行くらしいのですが、その外側膝状体に入る情報のうち、実際に目から届く情報は、全体の・・・ なんと、20%にすぎない!ということらしいです。

見えたものとしてデータ化される情報のうち、80%!は、視床下部や、中脳の中心など、感情の形成に関わる部位から届く、ということらしいのです。

つまり・・・同じものを見ていても、私達がそれについて、どんな感情をもっているかによって、見えるもの自体も変わるということです。このことをNLPでは、「地図は土地そのものではない」という言葉で表しているわけです。

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なるほど、それで、4人姉妹の3番目であるクライエントのAさんに対する、2番目のお姉さんの対応がこれほど違うんだ、とわかるわけです。つまり、2番目のお姉さんは、1番上のお姉さんといつも大の仲良しなんです。だから、例えば、同じような出来事や事情が、一番上のお姉さんと、Aさんにあった時に、大の仲良しである一番上のお姉さんには理解を示すのに対し、Aさんには、無理解な言葉や批判的な言葉を言ったりして、Aさんはとても悲しい思いをしていたんです。

Aさんと2番目のお姉さんとは、別に仲が悪いわけではないのですが、ただ、理解されないのです。それが、1番上のお姉さんに関しては、2番目のお姉さんはとても良き理解者なのです。でも、何回説明しても、理解されないのは、無理もないことかもしれないのですね。

要するに、感情が介在している・・・ということなんですね。

確かに、そうですよね。自分が大好きな人は、すっごく、かっこよく見えたり、きれいに見えたりしますよね。

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「それじゃ、私達は、いつまでも感情に支配されたままで、好き嫌いを乗り越えて互いに理解するということは、ありえないの?」誰かがこんな疑問を投げかけるかもしれません。

「互いの理解」という課題は、大きいので脇に置きますが、少なくとも、【偏見】とか【無理解】が、どこから来るのか、なぜなのか、脳の機能がわかれば、理解できそうですよね。

NLPは、感覚として入ってくる情報の特性、例えば、色、明るさ、鮮明度、遠近・・・といったものは、私達がどんな感情や感覚をもつかということと、とても密接な関連がある、ということに注目します。例えば、青色は寒い感覚と関わる、とか。。物が近づいて見えることと親しみの感覚が関わるとか。。

それで、NLPは、逆に、それらの特性の印象を変化させることで、感情や感覚を変えたりする方法を教えています。Aさんの例で言うと、2番目のお姉さんの感情の特性を変えることはできないので、Aさん自身が自分の体験の印象を変えて、それに影響を受けずに済むようにすることはできるわけです。

これらのワークもパワフルな効果があるのは、「救い」ですね!

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