「上を向いて歩こう」という坂本九が歌っていた歌。
私があの歌を歌う時は、悲しいけれど、やっぱり生きていかなければ。。そんな思いの時に出てくる歌でした。だから、あの歌を歌う時は、いつも涙がこぼれてしまう私でした。
それが、永六輔さんが作詞されたものだったということ、今日初めて知りました。60年安保に敗北した時の心情を書いたものだった、ということも知りませんでした。
昨日の参院選挙での結果で、「歴史的な」日を記す記事の横に、もう一つの「昭和の灯」が消えていたという事実に残念さと無念さで心が沈みます。・・・
ところで、彼が遺した言葉に、「生きているということは、誰かに借りをつくること。生きてゆくということは、その借りを返してゆくこと」というのがあります。ああ、これほんとだなと思います。
私はまだまだ、いや、ほとんど全く、借りを返せていないので、作った借りを返していくためには、かなり長いこと生きて行かないといけないな、と思います。
さらに、永六輔さんが作詞し、自ら歌った「生きるものの歌」に、こんな一節があるということを知りました。
「私が この世を去る
その時 愛はあるか
その時 夢はあるか」
いつでもどこでも、どんな状況に置かれても、私もこの同じ質問をして、生きて行きたいなと思います。
最後に、「上を向いて歩こう」、私も大好きな歌なので、歌詞をここにコピーしておきますね。
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
思い出す春の日
一人ぼっちの夜
上を向いて歩こう
にじんだ星を数えて
思い出す夏の日
一人ぼっちの夜
幸せは雲の上に
幸せは空の上に
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
泣きながら歩く
一人ぼっちの夜
思い出す秋の日
一人ぼっちの夜
悲しみは星の影に
悲しみは月の影に
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
泣きながら歩く
一人ぼっちの夜
一人ぼっちの夜