今日は、一年の終わりに、私の愛する詩、それを読む度に、心の底から熱い涙を流さずにおれない詩を、私の翻訳でシェアしたいと思います。この詩と共に、自分の真実と共に生きる意を新たにしながら、2017年を迎えたいと思います。
この詩は、オライア・マウンティン・ドリーム(Oriah Mountain Dream)の「招待(Invitation)」という詩です。
私は、この詩とは、15年前に出会いました。カリフォルニアで、一人、二人の娘を育てながら、孤独にさいなまれた時、深い悲しみで打ちひしがれた時、私自身がいつも思っていたことそのものを表現してくれて、私の為に書かれた詩なのかと思ったくらい、読む度に、熱い涙が胸の奥から沸きあふれるのでした。
今読んでも、想いは同じです。やっぱり、胸の奥からの熱い涙が止まらないです。あなたもこの詩を読まれて、何かを感じられるかもしれません。この詩があなたを励ますものとなれたら幸いです。
因みに、この詩の日本語訳が出回っていますが今一つなので、自分で翻訳しました。
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『Invitation (招待)』by Oriah Mountain Dreamer (翻訳:Amana Oh)
あなたが生活の為にどんな仕事をしているかに、私は興味がない。
私は、あなたが切に望んでいることは何か、
自分の心の願いを満たす夢に挑戦するのかを知りたいのだ。
あなたが何歳かということに、私は興味がない。
私は、あなたが愛や夢や、生きることの冒険のために
愚か者のように自分を賭けることが できるか知りたいのだ。
あなたがどの星座の生まれかということに、私は興味がない。
私は、あなたが本当に深い悲しみを知っているか、
あなたが人生の裏切りにさらされてもまだ心がオープンなのか、
或いは、もっと傷つくのが 怖くて、
心を閉ざしてしまっているのか知りたいのだ。
私のものであれ、あなたのものであれ、
痛みを隠したり、消してしまったり、取り繕ったりせず、
その痛みと共にいることができるか知りたいのだ。
私のものであれ、あなたのものであれ、
あなたが喜びと共にいることができるか知りたい。
注意深くあれ、現実的になれ、
人間の限界を知るようにと、警告することなく、
野生的に、恍惚感があなたを満たすのに
身をゆだねることができるかを知りたい。
私は、あなたの語る物語が本当かどうかには、興味がない。
私は、あなたが自分自身に真実である為に、
他人を失望させることさえできるかどうかを知りたいのだ。
裏切りだと責められても、自分自身の魂を裏切るよりは
その非難を耐えることができるかどうかを知りたい。
あなたが信頼できる者である為に、
不忠実な者になることができるか、知りたいのだ。
私は、あなたが、日常の美しくないものの中から、
美を観ることができるかを知りたい。
そして、 そこから美しいものを人生の源泉に
することができるかどうかを、知りたい。
あなたのものでも、私のものでも、
失敗を受けとめて生きることができるか知りたい。
そして、それでも湖の縁に立ち、
銀色に輝く満月に向かって「イエス」と
叫ぶことができるかどうかを知りたいのだ。
あなたがどこに住んでいるか、
どれだけお金を持っているかに、私は興味がない。
私は、あなたが悲しみと絶望に打ちひしがれ、
骨の髄まで疲れ果てていても、また朝がくれば起き上がり、
子供たちに食べさせるためにしなければならないことを
することができるか知りたいのだ。
あなたが誰を知っているか、
あなたがどうやってここに来たか、私には興味がない。
私とともに炎の只中に立って、
ひるまずにいることができるのかを知りたい。
あなたがどこで、何を、誰と勉強したか、私には興味がない。
私が知りたいのは、皆が離れ去って一人になった時、
あなたの 内側からあなたを支えるものは何かということ。
私はあなたが自分自身で独りでいることができるか、
その空虚な瞬間にも自分自身でいることを
本当に楽しむことができるかを知りたい。
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原文はこちらです。
http://www.
Oriahは、シャーマンとしてのトレーニングを長年受けて、1987年にMountain Dreamerというメディスン・ネームを受け取りました