5月の満月は、「天界と地上界の間に通路が開く」(5/3/15)

今日は、今月の5月の満月についてお話ししますね。5月4日(月)12:42に、かに座の満月になります。

5月の満月は、1年間にめぐってくる満月のなかでも、天界と地上の間に通路が開かれ、ひときわ強いエネルギーが降り注がれる、特別な時だとされています。チベットをはじめ、アジア各国では、5月の満月の夜に、『五月満月祭(ウエサク祭)』が行われます。日本では、京都鞍馬山の鞍馬寺で行われています。

それは、満月の夜に清水をささげ、心のともし灯を輝かせて、降り注がれる月の光の力を受けて、自分とすべてのものの『めざめ』のために、祈りをささげる祭典です。今年は、5月4日の夜は、満月のピークが過ぎてしまっているので、5月3日の夜に開催されるようです。鞍馬寺では、「天界と地上界の間に通路が開かれる」5月の満月の夜に、一番清く大切な願いをひとつだけ、心を込めて祈ると、天に聞き届けられると言われています。

明日(5月3日)の夜は、美しい月の光を身に浴びて、そのエネルギーを感じながら、私利私欲でない、魂からの、一番大切な願いを心にとなえてみましょう。そして、「ウエサク祭」で行われているように、「月を飲む」儀式をご自身で行って、月のパワーを身体の内から浸透させるというのも、素敵ですね。

月が南の空高く昇った頃に、口の広い器に水を注ぎ込み、器の角度を調節して水面に月を映し、水面に映る月から目を離さないようにしながら、そっと口に持って行き、その水を飲みます。

ろうそくに火を灯し、月の光を浴びながら、心からの祈りを捧げ、
月の明水を飲んで、感謝を捧げる・・・

今夜は、そんな一時を持たれては如何でしょうか?素敵な満月の夜をお過ごしください。

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