世界にたった一つの花を咲かせる

今日はある記事を読んで思うこと、「人と違うことをする勇気」について思うことをシェアさせて下さいね。

ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典さんは、大勢から見向きもされず、研究費も少ない中を彼の研究課題にこだわり続けたのは、そこに「何か」があるという自分の直観の正しさに確信があったということもそうですが、「他人と同じことをしたくない」という意識が、オリジナルな研究対象を追求し続けた原動力だったようです。

人と同じことをするとか、大勢に迎合すると、「安心感」はあるかもしれません。でも、他の人達が乗っている船の向かう先がどこかに気づいて、こっちにもっと素晴らしい可能性があるよという声を出す人達は、最初は、大抵、社会からは理解されません。

社会から理解されず、時には変人扱いされるか、蔑まれるかしても、自分の直観を信じて、その道を追求して新世界を指し示すことのできる人達が、本当のパイオニアです。理解されず、社会の辺境に追いやられながらも、自分の観ているものを信じて諦めず、努力を惜しまず進み続けることが出来る人。そんな人達こそが、本当のリーダー、教師です。

そして、そんな本当のリーダーや教師は、世界にも、日本にも、人知れず、多々存在しています。

そんな一人に、稀少糖を人工的に作る酵素を発見して、約50種類ある稀少糖の全てを人工的に作ることができる設計図を完成させた人、香川大学名誉教授の何森健さんがいます。

稀少糖とは、自然界にわずかしか存在しない糖のことで、砂糖の7割の甘さがありながら糖の吸収を抑える抗肥満作用や、アンチエイジング効果、カビに対する効果など、様々な「能力」が明らかになって来ているようです。

稀少糖は、研究者の間で、誰からも「見向きもされなかった糖」で、ずっと研究対象にもなっていなかったのですが、何森さんは、「世の中に存在するものには必ず意味がある」と信じて、稀少糖の生産、研究を続けたということです。そして、それを人工的に作ることができる酵素を探そうと、あらゆる場所の土を採取して歩き、ようやく、25年前にその酵素を発見したのです。それ以降も地道な研究を続け、地元住民が作業を担うようになり、今では、その大きな可能性に、海外からも注目を集める研究へと発展しているそうです。

【世の中に存在するものには必ず意味があると信じて】大勢が見向きもしなかったものを探究・追求し続けた。。

もう私は、こんな一文を読むと、胸が一杯になり、涙が出てきます。以前ブログにも書いたことがある「道ばたの石ころ」の話 を書いた想いと同じです。世の中に存在するものには、どんなものにも、必ず意味がある。。それは、研究対象だけでなく、人の存在にも言えます。

他の人達と違っているから、かっこいいわけじゃないから、理解もされない、見向きもされない。でも、気にしない! 自分の中の、世界にたった一つの、自分にしかない花、それを私達一人一人が持っています。それを、花開かせること。そんな花達の存在が、世界を変えると信じています。何森さんも、大隅さんも、前人未踏の道を追求して、数十年後に花開いたように、もしかして、一朝夜にして花は咲かないかもしれません。でも、魂にとって、「いつ」という言葉はなく、「何をしたか」ということだけが、最後に残ります。

諦めないで行動していけば必ず実現します!

あなただけの、世界でたった一つの花を咲かせて、それをシェアしてくださいね。ご縁のあるあなたを、私も心を込めて応援します!

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