「お金のブロック」を解消する2つの方法

「お金のブロック」は、2つの側面から解決可能です。1つは、意識のフィルターを変えること。この意識のフィルターというものが、なぜ通常の「引き寄せの法則」が効果が出ないかということの大きな要因になっているのです。2つ目は、潜在意識の「セルフイメージ」の側面。これは、「内的サーモスタット」のメカニズムを作ります。そして、これら両者は密に互いに関連し合っています。

はじめに:通常の「引き寄せの法則」が効果が出ない理由

何かを実現しようとする時、どうすることが一番近道だと思いますか?よく、アファーメーションを唱えるとか、イメージするとかといいますね。しかも、それを繰り返して行うようにと言われます。

もちろん、それらの方法それ自体は、間違っていません。でも、その方法を実践する前に、一番重要なポイントを見過ごすと、アファーメーションやイメージしても何も効果がないばかりか、何度も繰り返すことで、むしろ逆効果をもたらすことさえあるのです。

その「重要なポイントとは何なのか」ということについてお話しします。それは、一言で言うと、アファーメーションしている自分の意識の状態です。どのような「感情」、どのような「意識の波動」からアファーメーションしているか、ということです。

量子場では意識するものが現れる

この現象世界の最も精妙な波動領域は、量子レベルですね。量子世界の特徴の一つである「観察者効果」という特徴は、「私たちが意識を向けて見ることがそのまま量子場に現れる」ということだと考えられています。

つまり、量子世界では、一定の意識の波動で何かに意識を向けると、意識が向けられたところに、その波動の時空を拡げる(現象化する)という特徴があるのです。

例えば、未来に「不足」するだろうとイメージして、何かの【不足を恐れ】て、それを得ようとしても、それは、すでに怖れや不安の波動から【不足】に意識を向けているので【不足】する世界を開いて行く」ということが起こるのです。

顕在意識に比べた潜在意識のパワーの強さ

また、潜在意識のチカラは、顕在意識よりはるかにパワフルです。ですので、顕在意識で考えて、アファーメーションしたり、イメージしたりしても、上に書いたような、「不足感」や「怖れ」をもったままであったり、「そんなの絶対無理」といった制限的な思いを心のどこか心の奥に持ったままであると、その心の奥の想い、潜在意識に存在する思考の方が、はるかに強力に働くことになります。

例えば、「お金が足らない」、「お金がなくなるかもしれない」という状態がある場合、それに対し、「不安」や「怖れ」を心の奥にしまっておいたまま、「私は豊かである」、「私は月100万円稼いでいる」・・などのアファーメーションを行っても何の役にも立ちません。

それら深い無意識の、「怖れ」のような感情や、「不足している」という意識や「絶対無理」といった思考を、無意識的に持ったままアファーメーションすると、アファーメーションする度に、潜在意識のレベルでは、「怖れ」や「不足している」「絶対無理」といった思考の方をどんどん強化していくので、むしろ逆の効果を持ってしまうわけです。

お金についての「不足感」や「恐れ」の感情を心の奥に持ちながら、「お金を儲けるために」 努力することは、逆効果であるとすら言うことができると、私は思っています。

「不足しているのは事実なのに、それじゃ、どうしたらいいの?」と思いますよね。

具体的に言うと、二つの側面から解決可能です

お金のブロックの意識のフィルターを変える2つの方法

意識のフィルターを変える方法は、大きく見て、2つの方法があります。

一つ目は、量子世界の特徴を考慮すると、「不足」や「恐れ」といった意識の状態から努力しようとしないということです。つまり、意識の波動を変えること。そして、それを基礎にして選択し、行動していくということです。

二つ目は、潜在意識のレベルから、制限的な信念(思い込み)を解いてあげるということです。

まず、一つ目の側面、「お金のブロック」になっている「意識のフィルターを変える」ということから、順番にお話ししますね。

I.意識の波動を変える

すでに持っているものに意識を向ける

私たちは、ともすれば、自分がすでに持っているものは、当たり前に感じてしまい勝ちです。当たり前なので、とりたてて意識するほどのこともなくやり過ごしています。でも、どんな人でも、必ず、有り難いと思えることは、「何か」あるはずです。

例えば、道ばたに咲く花や、顔をなでるそよ風にも、その美しさを見せてくれることに、心地よい空気を運んでくれることに、或いは、思い通りに動いてくれる身体を持つことに、一人の静かな時間を持てることに。。そうすると、「ありがとう」と思える瞬間があるはずです。

すでに持っているものに意識を向けるにつれて、持っているものにエネルギーが送られます。それによって、「持っていることに感謝している意識」の状態を先取りすることで、潜在意識がその状態の現実を作るように、無意識の内に動き出すのです。

そして、持っているものに目を向ける(意識を向ける)ことで、意識の波動が変化し始めます。それによって、【意識のフィルター】、つまり、自分の現実を見る「目」が変化し始めます。

「内なる根源」に感謝する

【意識のフィルター】が変化するプロセスは、ハートの奥の【内なる根源】を感じ、それとつながることで、加速され、確実になっていきます。

私たちのハートの奥の【内なる根源】は、意識を向けるだけで、暖かい愛のエネルギーで反応し、あなたを包んでくれることでしょう。その波動を感じたら、胸に溢れる感謝の涙が流れるのが止まないという状態になっていることに気づくかもしれません。

たとえあなたが、【内なる根源】の愛のエネルギーを感じることができなくても、【内なる根源】が、刻々とイノチを維持してくれていることに、日々の生活ができていることに、今日も1日無事にこの世界に生き続けることができていることを、まず知りましょう。知ったら、感謝の気持ちも湧いてくるかもしれません。

毎日、寝る前に、或いは朝一番に、自分のハートの奥の存在に「ありがとう」と言いましょう。そして、少しの時間でも、沈黙して、ハートの奥の光に意識を向けてみてください。必ずいつか、ハートの奥のあなたの内なる神の愛の波動を感じるときがくるでしょう。

その波動で、自分が与えられているもの、受け取っているものを見ると、たとえ今、「与えられているもの」が、厳しい現実であったとしても、それに対する見方が変化していることに気づくことでしょう。

・・・・

以前は、悲しんだり、怒っていたり、妬んだりしていたかもしれません。でも、内なる根源とつながって、そこから厳しい現実を観察すると、それを、ポジティブーネガティブを越えたもの、ただ、ありのままとして見て、何の判断なく、そのまま受け取っている自分に気づくかもしれません。

そこには、「心配」や「不安」は、ありません。ただ、それを観ているだけ、その状態に「在る」だけです。

この【内なる根源】とのつながりの感覚は、自分自身の内から「安心の感覚」を生み出します。そして、この【自分自身の内からの安心な感覚】こそが、本当の「成功法則」の出発点なのです。

アマナのオリジナル瞑想を毎日10分行って、自分のハートの奥の「内なる根源」とつながって、ブロックを解放し、夢を実現するオンラインコース、「カムナフトミチ®」オンラインコースを提供しています。もしよければ、こちらの「カムナフトミチ」無料ウェブセミナーでの説明をご視聴ください。

2.意識のフィルターを変えて、選択し行動する

安心の感覚を基礎にして意識を向け行動する

その安心な感覚を持っても、もしかすると、あなたの現実は変わらないかもしれません。以前と同じように、翌月の収入がどうなるかわからない状態にいるかもしれません。経済の変化で、ますます先行きがどうなるか、見えない状況かもしれません。

でも、それに対する反応が変わるのです。「不安」「心配」から状況に対処しているのではなく、どこか、俯瞰している自分があり、深いところで、宇宙を信頼している自分がいるのです。

その状態から、何が必要かを考え、アイデアを受け取ったら、必要な行動を取るだけです。

「不安」や「心配」をベースにして、実現しようとすることに意識を向けるのと、深いレベルでの「安心や信頼の感覚」をベースに意識を向けるのとでは、「引き寄せる」現実は大きく異なります。

そもそも、不安や心配のエネルギーに捕らわれているときは、エネルギーが消耗して、時間も無駄に過ごすことが多いのです。だから、適切に選択してタイミング良く行動できず、チャンスを逃したり、高次の波に乗り遅れてしまうということがあるわけです。

魂が求める途(心の奥からの願い)を追求する

上に書いた、あなたが持っているものに意識を向けて、それに感謝するということには、あなたの才能や特性や、ユニークな性格も含まれます。

もし私たちが、自分の中に受け取った素晴らしいギフトがあれば、それを使ってシェアしたいと思うでしょう?持っているものを使わずに、眠らせてしまうことほど、悲しいことはありません。。

自分が持っているギフト(得意なこと)に意識を向けましょう。どんな人にでも、必ず、何かユニークなギフトがあるはずです。それに意識を向けて、そして、それを持っていることに感謝しましょう。そして、どうしたらそれを他者の為に使って、自分も他者も、豊かに、笑顔で生活することができるかを考えましょう。それが、私たちの魂が求める途なのです。

魂が求める途を追求して、やることをやっていくなら、必ず「お金は必要なだけ入って来ます。このことを、、自分の心の奥で【知っている】こと。。実は、【内なる根源】とのつながりが、そのことを無言で教えてくれるのです。

もし私たちが、「魂が求める途を追求していくなら、お金は必要なだけ入って来る」ということを知っているなら、「お金を儲けること」そのものは、目的ではなく、結果になっていきます。

例えば、自分の持っているギフトや強みを活かして、他者の為になることを提供する。喜びを感じる仕事をする。等、異なる動機で行動した結果、お金を受け取る、ということになるのです。

もちろん、「お金を儲ける」ことが問題なのではありません。お金は必要です。だから、「お金をもうけるぞ!」と意図するべきなのです。問題は、その際の意識の在り様なのです。執着や怖れを基礎にしていないかということです。

抽象度の高いビジョンを得意なことで実現する

だから、私がお勧めしたいのは、「お金を稼ぐ」ということや、「お金のブロック」を解くということそのものに意識を向けるよりも、「自分の魂が求める世界をクリエイトするために、如何に自分が持っているものを使うことができるか」ということに意識を向けるということです。

【心からの願い、魂が求めることを、自分の得意なことで具現化すること】そして、その得意なことで世界の誰かに貢献しているその喜びや充実感を「先取りして」感じて、その仕事を通して豊かになっている自分も意識に含めてイメージし、選択し、行動することです。

そして、そのイメージを実現するために、より具体的に必要なこと、ゴールを実現することに全力を尽くしていくこと、そして、そのゴールを実現するために、日々、目の前にある仕事に日々集中していくということです。

それが、結果として、豊かさをもたらす一番の近道だと思っています。あなたはどう思われますか?

私の「魂の自己実現」個人セッションコースは、自分では気づいていない自分のリソースを発見して、魂が求めること、つまり、「ビジョン」を、より具体的な仕事の形に落とし込めて、的確に選択し行動に移して、高い波動のシンクロの波に乗るのをパワフルにサポートします。チェックしてみてくださいね。

さて、そのようにして、お金を稼いでも、もし「自己肯定感」が低いと、その自己肯定感の程度に応じて、浪費したり、事故でお金をなくしたりということが起こる可能性が大きいのです。これを「内的なサーモスタット」と呼ぶことができます。

3.お金のブロックと「内的サーモスタット」

「自己価値感」のレベルがサーモスタットの設定値

お金のブロックと「自己肯定感」や「自己価値感」は、非常に密接な関係があります。私たちは、例えば、自分の提供する仕事に対して受け取る単価が大きくなると…

「私などがこんな仕事でこんなに頂いて申し訳ない」といった罪責感を感じたり、収入の金額が大きくなって、一定以上のお金を得ると、「私にはこんな大金は相応しくない」という価値意識が働いて、無意識的にお金を浪費してしまうということが起こる場合が多々あります。

このように、私たちの内には、「自己価値感」に応じた「内なるサーモスタット」のようなものがあって、「自分にとって相応しい」と潜在意識が設定している金額が、サーモスタットの設定値になって、制御作用を行うわけです。

そして、この「内なるサーモスタット」のレベルを設定しているのが、個人のレベルでは、「自己価値感」や「自己肯定感」なのです。

ですので、シンプルに言うと「自己価値感」や「自己肯定感」を高めて、自分が心地よいと感じるお金の金額、即ち、「内なるサーモスタット」の値を上げて行けばいい、ということになります。

それでは、「自己価値感」や「自己肯定感」を規定しているのは何でしょうか?

「自己価値感」を規定するもの:「コアビリーフ」

「自己価値感」や「自己肯定感」には、6才くらいまでの体験で作られる「コアビリーフ」が大きな影響を与えている、ということができます。

「コアビリーフ」とは、私達の潜在意識に深く刻まれた信念で、人生の青写真のように、私達の人生体験のシナリオを作るものだと考えられています。

それは、生まれる前から、5−6才くらいまでの間の体験によって形成されることが多いです。

赤ちゃんの脳波はほとんどデルタ波で、2才から6才頃の幼児の脳波は、シータ波の状態だと言われています。

この時期に、生活や周囲の世界、親との関係などで、私達の安心感を強烈に揺さぶるような出来事が起きて、それが未解決のまま残されると、それがトラウマ体験として私たちの身体のエネルギー場の奥深くに保存されてしまうのです。

それらの体験は、顕在意識から切り離されていて、意識にはのぼって来ないのですが、トラウマと連結した感情や、人生に対する信念は、しっかりとエネルギー場に保存されます。

そして、それが「コアビリーフ」として、強力に人生のシナリオを形成していく基礎になってしまうわけです。

4. 「コアビリーフ」を変える方法

この「コアビリーフ」は、物理レベルでは、脳のシナプスの結びつきとして現象化するか、可視化できない場合でも、理論的にそのように捉えることで説明がつきます。

しかし、私は、その脳のシナプスの結びつきを支えるエネルギーレベルの「形態」が、シナプスの結びつきの背後に存在していると考えています。

つまり、コアビリーフとは、【身体のエネルギー場に存在する実体を持ったエネルギーの形態】だということです。

だから、コアビリーフを変えようとする場合、このエネルギー体の癒しを行うことが必要になってきます。一体そんなこと、可能なの?って思われるかもしれません。でも、それは可能です!

自分の思考や感情を客体化する

トラウマを体験した過去の「小さな自己」は、その体験を持ったまま、エネルギー体の奥に潜んでいます。その「小さな自己」にとって、そのエネルギー体の中で、「永遠の現在」を生きているのです。

それは、まるで、地縛霊が、トラウマ的な体験をしたその体験とその体験をした場所から自由になれず、永遠にその体験を生きて、そこから自由になれないのと同じです。

トラウマの体験をして、その過去を永遠に生きる「小さな自己」を癒すには、まずは、私達自身が、「小さな自己」の体験とつながっている感情や思考を客体化する必要があります。

「客体化」というと、難しそうですが、要するに、そのような思考や感情を、「本当の自分」の外に置く、ということです。そのことで、それまでは、一体化して見えなかったものが、俯瞰して見えるようになるわけです。

潜在意識は、目の前に対象物を「見る」ことで、自分とは違うモノと認識するので、それらに無意識的に支配されることもなくなるわけです。

5. 「家族の集合無意識」を癒す

このように、「自己肯定感」や「自己価値感」を変える為に「コアビリーフ」を変えることは大きな一歩です。でも、コアビリーフを変えたり、過去を変えたりしても、「内なるサーモスタット」の働きを規定する、もっと大きなチカラが存在するのです。。

それが、「家族の集合無意識」なのです。

私は、何をしても上手く行かない、親族家族で、同じ問題パターンが見られる、という場合、「家族継承トラウマ」をチェックします。

例えば、能力もあり、人格者でもあり、やるべきことをすべて行って努力し続けているのであれば、本来なら、経済的な困窮に直面する理由がないのに、「なぜかわからないけれど、いつも経済的に苦しい」とか、「上手く行く直前にいつも「何か」が起こって上手く行かない」というパターンがある場合、「家族の集合無意識」からの影響が存在している可能性が大きいです。

私自身は、「コア言語」メソッドで、「家族継承トラウマ」がどこから来ているかを特定しますが、実際、特定できないケースも多いのです。

その場合、根源エネルギーの聖なる愛の炎で、その「カルマ」を焼き尽くします。。私がアクセスする宇宙根源のエネルギーを通して、それが、可能になってきたと実感します。

私の「ルーツトラウマ解放ワーク」個人セッションコースでは、根源の波動、聖なる愛の炎のエネルギーによる根源エナジーワークをベースにしながら、ここでお話ししたようなワークを含めた様々なチェンジワークを提供して、根本から、ブロックをクリアーするサポートを行っています。もしよければ、こちらをご覧ください。

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