愛のある「仕返し」のススメ

今日は、いわゆる「スピリチュアルな見方」からは、ドイツ人心理セラピスト、バート・へリンガーが言っていることで、ちょっと「以外なこと」をシェアしますね。

バート・へリンガーは、50年以上にわたり家族の研究をしてきた「ファミリーコンステレーション」セラピー創始者です。

愛のある仕返し

彼は、個人対個人の関係や小さな集団(家族レベル)の関係では、傷つけられたら、「復讐」や「仕返し」することが、関係のバランスを修復する上で必要だと言います。それは、以下のような論理です。

もしAさんが、Bさんから不当な仕打ちを受け、そのままその相手を許したとしたら、Aさんは、自分をBさんよりも上の立場に置くことになる。

そうすると、Bさんは、よりひどいことをする以外にこのバランスを取り戻すことができなくなる。

ということです。この「仕返し」は、関係を修復する為の仕返しなので、「愛のある仕返し」とも言えるかもしれません。

ただし、「復讐」しても、関係を保つ為には、やられたのと同じだけ「仕返し」したり補償を要求するのでなくて、受けたダメージより、少し少なめの内容にすることが鍵です。

因みに、恋愛関係では、受け取ったものより、少しだけ多く与えて、傷付けられた時は少しだけ少なめに仕返しするといいということですね。もし恋愛関係で、一方が余りにも与えすぎると、関係を壊してしまうので注意が必要です。

ギブアンドテイクの法則

個人レベルや家族レベルの関係では、このギブアンドテイクの法則が、全てにおいて当てはまります。

もし祖先のCさんがDさんに不正を行って、それを自分で償ってバランスをとらない場合、どうなると思いますか?

Cさんの子孫の誰かが、その償いを強いられることになるのです。その子孫が、C さんやDさんのことを全く知らなくてもこれは起こります。

なぜなら、それが家族的無意識が機能するやり方だからです。そこには、善人や悪人の判断はなく、誰もが家族の一員で、全体として愛と調和を実現するように強制するのです。

なので、不正や不当な扱いを受けたらちゃんとその人に「仕返し」しないとダメです。それをしないで、善いことをしたつもりになっても、その不当な扱いをした人の子孫が苦しむことになるわけです。

ですから、その人の子孫の為にも、適度の「仕返し」はするべきなのです。

★それにしても、償いをさせられる「子孫」にとってはたまったもんじゃないですよね。

トラウマの家族連鎖のワークでは、祖先との「同一化」がないか調べて、それがあると見られたら、その「同一化」を解除します。こうして、それぞれが自分の運命を背負って生きることをサポートするわけです。

そんなことを「トラウマの家族連鎖解放」オンライン講座で、詳しくお話ししています。よかったら、ご視聴してみてください。

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