スピリチュアルな領域では、いろんなことがうまく行って「成功」してこそ、その人の精神的な「高さ」が表されるというような【誤解】があるように思います。でも私は、精神性は、【私達が人生のしんどいこと、つらいことに出会った時に、どう対処しているか】によってこそ試されると思っています。だから、困難を乗り越えるコツを知っていることは、大きな助けですね。今日は、そのコツについてお話ししますね。
目次
精神性は人生の困難に対処するやり方で試される
人生には、困難や挑戦はつきものです。私達の学びは、それをまずは体験すること。体験そのものに意味があります。そして、それにどう対処するかを学ぶことで、成長するのでしょう。
だから、まず言いたいのは、しんどいこと、つらいことがないことには、成長はかなりゆっくりとしたものになる、ということです。平坦で安易な道だと冒険もないですしね。マジでしんどいことがあってこそ、それを必死で乗り越えていくので、だからこそ、真剣な人生の旅があるんですよね。
そして、困難に出会った時にこそ、私達の精神性が試されるのでしょう。例えば、極端な例は、お金に困ってどうしようもなくなった時、お金を盗むのか、生活を質素にして、自分が持っていることで人にできることを行って、報酬を受け取る方法を追求するのか、という違いです。
もし、私達が「次々に押し寄せる困難」に直面したら、それを乗り越えられるだけ、内なるパワーがあるということなのです。そして、私達の魂は、「ここでどう対処するかを、期待の目を懲らして見守ってくれているんだ~」と思っていいと思います。
必ず、乗り越えられますからね〜!
人生のしんどいことに出会った時に乗り越えるコツ
乗り越える際のコツはもちろん、内なる知恵に従って行動することは必要です。
ここでは、それ以前の「在り方」について、私の想いをシェアできればと思います。
人生のつらいこと、悲しいこと、心が痛むことに直面したら、どうしたらいいか・・・、以下は私の体験からのコツです。
それを受け入れること
苦しみや悲しみ、つらいことを、そのまま認めて、受けとめること。。私達は、どちらにしても、結局は、そうしてると思います。でも、抵抗すると苦しみや痛みが長びくのです。それは、出産の時に、狭い産道から赤ちゃんが生まれ出る際、母親は、痛みに抵抗したらもっと痛み苦しむけれど、痛みを受け入れてそれと共にいる時、痛みはそれほど苦にならないのと、同じようなことかもしれません。私も、コンピューターの前で、1日中座って仕事をすることが続くと、以前は、「あ~、しんどい~。いつまでこのしんどい生活が続くんやろー」というような「不満げな言葉」が、頭の中に、まずよぎっていましたが、ある時から、意識の中で語る言葉を
変えることにしました。「こんなに集中して自分の選んだ仕事を1日中できるなんて、ありがたいなあー」って。そうすると、これだけでも、気持ちが全く変化し、生産性も大きく上がるのです。もちろん、これは小さな例で、もっと深刻で困難な現実に直面することはたくさんあります。でも、その困難や苦しい状況を、「こんなはずではないのに」と、否定したり抵抗したりするのでなく、ありのまま受け入れて、受けとめると、本当の癒しへとエネルギーが動き出すのです。
【受け容れる】ことで本来の自分とつながっていく
自分の中の苦しみ、悲しみを受け入れていると、「本来の自分」とつながってなっていきます。いや、本来の自分、自分の中心とつながっているから、痛みや苦しみの体験を、ただ、見て、そして、それをそのまま受け入れる、ということが可能なのかもしれません。
【この本来の自分とつながる】ということ、自分の本当の心、魂とつながり、一見「ネガティブ」なことをも、ありのまま受けとめること。これが、本当の癒しにつながるのです。。だから、もしあなたが人生のつらいことに出会っているなら、どうか、必ず乗り越えられることを知ってくださいね。そして、乗り越えられるだけではなくて、「新しいモノ」も生み出しているのかもしれません。癒しと統合がより深まる、ということなのかもしれません。今の痛みを、ただ見て、そして、ありのまま受け入れていけば、かならず新しい動きが起こりますよ。必ず乗り越えていけますよ。
なぜ【そのまま受け入れること】が乗り越えるコツなのか
人生のつらいこと、悲しいこと、心が痛むこと、それらに直面したら、そのまま【受け入れること】が、困難を乗り越えるコツである。。では、なぜそう言えるのでしょう?それは、端的に言うと、そのことによって、私達の内に存在する【真の癒し手】とつながることができるからです。 私達にチカラや叡智を与えてくれたり、心の傷を癒してくれる【真の癒し手】は、私達の身体と存在の奥にある、魂、コア。。私が「内なる根源」と呼んでいる部分の光の波動です。それは、宇宙根源の一部なので、非常にパワーがあり、無条件の愛の波動です。その「内なる根源」は、私達の誰にでも宿っていて、その部分が、私達が困難を越えるように、優しい励ましの声を送ってくれたり、賢い選択へと導いてくれたり、更には、私達の求めに応えて、必要な時に、必要なモノを、ベストなタイミングで与えてくれて、大小の「奇跡」を起こしてくれたりするのです。それは、私達にいつも語りかけてくれていますが、私達が外の出来事に反応して、心配したり、怖れたりしていると、その部分の存在が表面に現れて来づらくなるのです。また、私達が、他者から言われた言葉や体験で作られた自分の像と同一化して、「自分って○○な人間だから」というビリーフを持ってしまうと、「本当の自分」が奥に隠れてしまうのです。
【真の癒し手】とつながるシンプルな方法
【真の癒し手】とつながるシンプルな方法は、心の痛みや悲しみ、怖れと共に呼吸して、リラックスして、ただあるがままを受け入れて、あるがままを観ることです。そして、ハートの奥にあるきれいな光に気付きましょう〜!これは、マインドフルネス瞑想と同じ原理です。ハートを閉じることなく、人生の苦楽や様々な出来事をあるがままを観て、自分の内部の様々なマインドチャットにもに気付いて、それもただ観ていると、雑念や怖れや怒りや悲しみや。。いろんな感情や思いが、現れては消えて行くかもしれません。でも、継続してそれらを観ていると、「観ている自分」のココロが落ち着いて来て、次第に、意識が、山の上の静かな湖のように、静まっていくのを感じるかもしれません。その静けさの奥にいる意識が、「本来の自分」です。その静かな意識の状態を一日10分でも体感するように実践していくと、何かに出会った時の対応が異なってきます。合気道のように、自分の中心とつながることで、様々な状況に柔軟に対応できるようになってくるのです。人生、山あり谷ありが当たり前。自分の存在の奥のコア(魂)を信じて、人生の旅を乗り越えていきましょうね!今日はお話しできませんでしたが、その私達の存在の中のそのコアの意識の波動領域は、アインシュタインも「ディープタイム」という表現をしたという、時空を越えた次元です。そこは、時空を越えた癒しが可能な波動領域なのです。このことは、またお話ししたいと思います。今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。