
【スピリチュアルの落とし穴】シリーズについて:
スピリチュアルを学んでいるのに、なぜか願いが叶わない。 そんな経験はありませんか?
実は、スピリチュアルの実践には「見えない落とし穴」があります。 善意で学んでいるのに、かえって願いの実現を遠ざけてしまう誤解や思い込みが…
このシリーズでは、そんな「落とし穴」を4つ取り上げながら、 本当の意味で魂の願いを実現するために大切な視点をお伝えしていきます。
目次
「魂の使命」の本質とは?
このシリーズの最終回として、今日は、スピリチュアルの領域でありがちな、もう一つの重要な誤解について考えてみたいと思います。
それは、多くの人の行動を止めてしまう、ある危険な思い込みです。
スピリチュアルでみられるもう一つの誤解
今日取り上げるのは、「自分が何をするために生まれてきたのか、生まれる前に決められている」というような考えです。
こんなことを考えたことはありませんか?
- 「自分が何をすることになっているのか知りたい」
- 「魂に託されている仕事が何か、はっきりするまで何も始められない」
- 「自分の魂のギフトは、どうしたら開花するのか分からない」
人生や仕事で行き詰まった時や困難に出会った時、立ち止まって、人生や仕事について考えることがありますよね。
そんな時、人生を「魂の使命」の視点から観ることは、とても大きなチカラになります。
ただ、魂の使命について、少し誤解して受け取られているのではと思うことがあります。上に書いたような「悩み」は、その誤解から来ているのです。
魂の使命の真実
動画セミナーでもお話していますが、私達は、魂意識(大いなる自己)から何らかの意図を託されて生まれてきます。
そして、私達の誰もが、その意図を実現する上で最適なギフトを遺伝子レベルで持って生まれて来ます。魂意識の意図を実現するために「それらのギフトを使ってね」と託されて生まれてくるわけです。
ただし、それらのギフトをどう使うか、そもそも使うかどうかということなど、すべて私達一人一人の自由意思に任せられているのです。
人生には無数の可能性がある
私達は、今生の最初(出生)の入り口と最後(死)の出口は決められていますが、入り口から出口までの人生の途は、一つではありません。
たくさんの道が可能性として存在しているのです。どの道を行くかは、すべて私達の選択次第だということです。
魂が託しているのは「意識の在り方」
魂の使命とは、何か具体的な形として最初から決まっているものではなく、もっと抽象的なものです。
魂が私達に託しているのは、具体的な仕事の形ではないのです。それは、もっと抽象的なもの、意識の在り方です。
私達が体験から何を学ぶか、そして、その学びを通して如何に、怖れ等の重い意識の波動を愛と調和の光に変えるかということ。
そういった、意識の在り方の変化が魂から託されていることなんです。
「舞台装置」つまり環境は生まれた時に決まっていますが、どんな体験をするかというのは、持って生まれた材料(魂のギフト)を元に私達がどんな選択をするかにかかっています。
それは、時代や世界の状況によっても変化しますし、その人の選択のタイミングによっても異なってきます。
ギフトは行動する中で開花する
また、魂のギフトも、最初から明確である場合は少なく、心の奥の情熱に従って選択していく中で、それを使うことで開花していく、そんなイメージです。
確信を持って言えること
要するに、何が言いたいかと言うと、
魂の使命の具体的な形は決まっていないということ。
そして、魂のギフトは心の奥の情熱や心からの願いに従って選択して、実際に行動する中で、自身の持っているギフトを使うことで開花していくということです。
それが、私自身、今まで生きて来て、また、様々な学びを重ねて来て確信を持って言えることなんです。
貴重な時間を無駄にしないために
なぜこんなことをお伝えするかというと、その間違った理解のために一歩を踏み出さずにいる時間がもったいないからです。
そのことで、シンクロの波(運の波)に乗るタイミングを逃してしまうということも起こったりするからです。
道は行動することで開ける
これまでの記事でもお伝えしてきたように、
心の中の「北極星」を明確にして心に抱いて、心の奥の声に従って行動に移すことで、人生の次の扉が開き、次第に道が開けて行くのです。
魂の使命を成就するために、例えば、「海外に住む」とかヒーラーで起業するとか、何か決まっているわけではなく、様々な出会いと自らの選択を通して具体的なものになるわけです。
だからこそ
自分の心の奥の情熱として感じられる魂の願いとつながり、それに基づいて選択し、行動し、継続することが何よりも大切なのです。
魂の使命は「探すもの」ではなく「創るもの」なのです。
あなたの心の奥の北極星に従って行動する中で、自然と具体的な形になっていくものなのです。
このシリーズのまとめ
この4回のシリーズを通して、スピリチュアルでよく見られる思い込みについてお話ししてきました:
第1回:外部の声を優先してしまう問題
- 真の原因:心の奥の声よりも外部の声を優先すること
- 解決策:「心の中の北極星」に従った選択と行動
第2回:「不可視の存在は高次元だ」という危険な思い込み
- 問題:外部の「高次元存在」への依存
- 真実:最高の高次元の存在は私達の「内なる根源」に存在する
第3回:「波動を高めるだけで願いは実現する」という誤解
- 問題:行動を軽視する傾向
- 真実:精妙な波動 + 行動 = 現実化
第4回:「魂の使命は決まっている」という思い込み
- 問題:行動を先延ばしにする言い訳
- 真実:魂の使命は行動する中で創られる
共通するメッセージ
これらすべてに共通するのは、「内なる根源」とつながり、心の奥の声に従って行動することの重要性です。
外部に答えを求めるのではなく、自分の内側にある叡智を信頼し、それに基づいて選択し、行動し、継続すること。
これこそが、魂の成長と経済的豊かさを両立させる、真のスピリチュアルな生き方なのです。
「スピリチュアルの思い込み」シリーズは今回で完結です。これらの思い込みから自由になり、真の自分軸で生きるあなたを心から応援しています。
この記事シリーズの内容について、さらに詳しくは、「カタカムナ・ライトワーク® 動画セミナー」でもお話ししています。
【スピリチュアルの落とし穴】シリーズ全4回