困難だらけの「暗闇」こそギフトだ!?

先日、ある新聞の「声欄」に、「蛍の光で本を読む感動」という題で、64才の男性が書かれた文章の最後に、こんな言葉を発せられていました。

「残りの人生のひと時でもいい。私も輝いてみたい。知識を深め、私の光で周囲を感化できるように生きていきたい。」

小学校職員で定年間際かもしれないその方が、今迄の人生を生きて来られた中での、「残りの人生のひと時でもいい」という、心からの願いです。

実は、25年前、私自身、それまでやっていた研究や社会活動を一切辞めて、新しい道を追求することを選択した時、私自身の心の深くから湧き上がったのが、正にこれと同じ思いだったのです。

【まず自分の中の光を輝かせて、そこから私なりに世界に貢献したい】

そして、その思いに従って選択し、本当に長い道のりを経て今に至っています。その心の奥から湧き上がる思いのままに生きたその道は、決して容易な道ではなかったです。そして、どれだけ自分の光で周囲を力づけることができているか。。まだまだ、成長途上です。

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このような、【自分の中の光を輝かせて、自分らしく世界に貢献したい】という思いは、私達の多くが願っていることではないかと思います。

そんな願いがありながら、現実の困難ゆえに、もしあなたが暗闇にいると感じているなら、その暗闇こそが「ギフト」だということを本当に理解されているでしょうか?

もしあなたが、本当に【自分の中の光を輝かせて自分らしく世界に貢献したい】と願っておられるのであれば、その暗闇の中で、あなた一人が輝きさえすれば、周りをも照らすことができるのです!

世界で困難な状況にある人々の意識を「暗闇」という言葉で表現した場合、私達の魂がその暗闇に光をもたらすやり方には、すでに出来上がった明るい陽の光の中にいてそれを拡げていくことを選ぶ場合もあるかもしれません。でも、自ら暗闇の中に入ってその真っただ中で輝くことで周りを照らすことの方が、ずっと直接的で効果的です。

私達が困難な状況に直面する場合、大きく分けて、二つの場合があると、私は思っています。一つは、その人の魂が別の生れ変わりとのバランスを取ることを決めて経験と学びを深めている場合。もう一つは、魂としての何らかの使命の下に、そのような状況に敢えて身を置く場合。この分け方は単純すぎるかもしれませんが、大きく分けると、そうかなと思います。

そして、【世界に貢献したい】と心から願う人達の場合、どのような状況に身を置くかというのは、他の生れ変わりとのバランスや他の魂との約束によって規定されつつ、一つ目の学びがクリアーになるにつれて、二つ目の「使命」の側面が大きくなっていくように思います。

要するに、両方の混合なのですが、その混合の仕方においても、「二つ目の「使命」の実現の為に、一つ目の要因に規定されて特定の暗闇の状況を選ぶ」ということかなと思うのです。

言い換えるならば・・・【自分の中から輝いて世界に貢献したい】
と願う人達は、別の生れ変わりとのバランスを取るという だけでなく、魂が何回もの生れ変わりを繰り返しながら成就しようとしていることを、自ら困難な暗闇の中に身を置くことによって、【一気に成し遂げる機会を自らに与えている】ということなのです!

つまりこれは、地球の周囲を取り囲む幽界での「輪廻転生」の壁を一気に突き抜け、より高次の光の領域に還る・・・その為の機会なのです。

そして、その暗闇が暗ければ暗い程、同じ輝きで、より遠くの暗闇を照らすことができる、より多くの苦しむ人達を照らして希望を示すことができる。その人達に自分の中の輝きを思い出させることができる。。

だから、もし、あなたが、自分がいる状況があまりにもしんどくて、困難があまりにも大きくて、真っ暗闇にいるように感じていたら、どうかそれを、あなたの魂があなたを信じて、あなたに与えた【ギフト】だと、そう理解してください。そして、もしあなたが、それらの困難を本当に【ギフト】だと思えるなら、それらの困難に感謝して、そこから学んだことを自分のリソースにすると宣言して
その困難に別れを告げるなら、もうあなたはそれを90パーセント以上乗り越えています!

そして、本当は、それだけで充分世界に貢献しているんです。暗闇の中で光を放ち続けることだけで、何も言わなくても、その存在の在り方だけで、波動として伝わるからです。なぜなら、私達は一つに
繋がっているから。。

でも、もう一歩進んで、その暗闇の中から、自分自身の光の波動を上げて行くと同時に、周囲の人達も自分の中の光が輝きだし、同じように波動を上げていく。。そんなことも可能です。

深い暗さに自ら入り、その中から、周りも一緒に光に還る。。その途を選ぶ魂も多いと思います。そして、その魂が受け持つ領域は、個々人の困難さの特殊性によって異なる、というイメージです。

この場合、「光に還る」というのは、スピリットの世界に戻る、というのではありません。この物質世界にいながら「光を保持して輝き続ける」のです。その為には、それを成就するための物質的基盤が必要です。地に足をつけてこそ、それを成就できるわけですよね。だからこそ、魂の使命を成就しながらそれを豊かさに繋げること。これが大切だと思うわけです。。

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