「魂の使命」の気づきやスピリチュアルなことも、「現実レベルでどう実現するのか」という、3次元物理レベルの生活に落とし込めてこそ私たち一人一人が自立した存在として、この世界での人生を、より楽しく、喜びを持って、生きて行くことができます。特に、二極化が、更に進行していくと予想されるこれからの世界では、自分の持つ【内なるリソース】を活かして自分の両脚で立って、世界を生きるスベを持つことは必須になると言えるでしょう。今日は、起業で成功する3つの条件の内の一つ目、【ビジョン】について、お話しします。
目次
起業で成功する3つの条件
私は、起業での「成功」を、【自分が自分らしく、精神的にも経済的にも充足感を感じながら安定的に望む収益を得て仕事が継続できている状態だ】と、とりあえず定義しておきます。
そして、起業で「成功」するには、何が必要かというと、【そのビジネス、仕事が、持続的に、自分が深い情熱を持って取り組めることだ】ということです。
それじゃ、そのような状態はどうすれば作ることができるでしょう?
それは、次の3つのことを満たすことによって実現可能です。以下は、有名なジム・コリンズ『ビジョナリー・カンパニー2』からの引用です。
- 情熱をもって取り組めること
- 自分が世界一になれるものであること
- 経済的原動力になるもの
一つ目は、それをどうやって実現できるかわからないけれど、心の底から実現したいという情熱を感じるビジョンが、いつも心のどこかにあることです。
二つ目は、強みであり、得意なことです。これは、小さな市場で一番になれるポジショニングに関連します。
三つ目は、そのビジネスコンテンツをお金を出してまで欲しいと思う人達がいること。
今日お話するのは、上記の内の、一つ目、ビジョンについてです。多くの人達は、あまりこのビジョンの重要性について注意を向けていないかもしれないのですが、実はこれが一番の基礎であり、要なのです。というのは、この「ビジョン」こそ、「ビジネスの成功は、マインドが9割だ」と言われることと関連するからです。
ビジョンとは何か?
ビジョンとは、自分の内側から湧き上がる想いで、いつも心のどこかにあって、その為にはどんな困難でも乗り越えていける情熱を感じるものです。
【自分の心の奥からの情熱を感じること】
【それを想像したときに心に「楽しい感覚」「喜び」などを感じるもの】
それは、「魂の使命」とか、「ミッション」とかという言葉でも表現されますが、より正確に言うと、「ビジョン」は、「ミッション」から、ミッションを基礎にして明確になるということができます。
なぜビジネスでビジョンが基礎なのか?
「ビジョン」とは、例えば、舟が、大海原を航海する際の、目的地を指し示す「北極星」です。「ビジョン」なしには航海する舟は、進む方向が定まらず、立ち往生することになります。
舟の場合、進む目的地が明確でないと進めないというのは、当然といえば当然ですが、私たち人間の場合も、「ビジョン」なしには、人生でも、仕事でも行き当たりばったりで、「何の為に生きてるか、わからない~」という状態になりかねません。
目的地を設定して進んで行っても、方向転換ということはありますが、ビジョンなしには、進めないということです。
それじゃ、なぜそれが、ビジネス成功の第一の基礎だと言えるのでしょうか?
1.困難を乗り越えるチカラになる
素晴らしい商品やサービスがあっても、それをビジネスとして成り立たせるまでには、他者が試していないアイデアで独自の「コンセプト」を作って、それを市場でテストして修正を加えて・・・という地道なプロセスがあるわけですね。
基本的に、ビジネスは、「選択ー行動ーテストー改善」の繰り返しが基礎で、そうやって売り出された新商品、新アイデアでも、成功するのは全体の1.7% だそうです。
だから、起業で「成功」するには、持久力が絶対に必要です。長期にわたって、モーチベーションを維持していく必要があります。
長期にモーチベーションを維持させるのは、何か、というと。。仕事に対する【深い情熱】です。
その深い情熱を生み出し続けるものが【ビジョン/ミッション】なのです。
要するに、「ビジョン」を明確に持つと、人生でもビジネスでも、様々な困難を乗り越えて行くチカラになるということです。
2.日々の仕事の持続を可能にする
どんなに素晴らしいビジョンを心に持っていても、それを実現する途は、地道な日々の仕事です。日々の仕事を持続的に継続していくことがひつようなのです。
私達が、どんなにしんどい状況に直面しても、行動を継続してとり続けるためには、その仕事が、自分の正直な「ハート」が求めることや、「魂」から求めることに向かっているという思い、その為にやるんだという思いがないと、続きません。
一般的に、人は、未来が想像できて、それを想像したときに、「楽しい」とか、より「心地よい」ものである場合に、行動に移すことができます。
脳科学の観点から言うと、動機が明確でないとか、それほど強い欲求でない場合、脳は身体に指令を出さないのです。だから、動機は、「ハート」からのもの、「魂」から来たものであること、
つまり、心の奥底から出たものであることが大事なんですね。
一つ目のことと似ていますが、ビジョンが明確であることで、潜在意識が協力してくれて、日々、行動し続けることが可能になるということです。
3.適切な選択とベストなタイミングでの行動が可能になる
一般的に、ビジネスにはベストなタイミングで迅速に行動に移す力が必要です。どんなビジネスでも、長期の大局的な視点と、直面する課題の両方を見据えながら、日々、適切な選択をおこない行動に移していくことが必要とされます。
ビジョンが明確であって、そのビジョンが「本来のあなた」が求めるもので、ブレがなければ、そのビジョンの実現、それを基軸にして選択するし、無意識のブロックがないので、必要なことを行動に移すことが迅速になるわけです。
逆に、ビジョン/ミッションが明確でないと、選択の基準がわからず、ビジネスに一貫性がなくなり、ブレができて右往左往の状態になりかねません。顧客やビジネスパートナーとの信頼関係も構築できません。
ビジョンは奇跡のシンクロをオンにする
ビジョンを明確にして、イメージすることは、もちろん、困難を乗り越える強さや持久力を与えてくれます。でも、それは、そのような「強さ」だけでなく、「小さな奇跡」が起きるプロセスをオンにしてくれるのです!
【ビジョン】を明確に持っているということは、ビジネスにとっての基礎なのですが、実は、それは【夢を実現する上での必須の条件】でもあるのです。
それは、「奇跡」が起こる際の、必要最低条件だとさえ言うことができます。それはどうしてそのように言えるのか、次にお話しますね。
奇跡のシンクロが起こるメカニズム
私たちが、心からの願いや意図をビジョンとして明確にすると、それを受けて、潜在意識が、それを達成するために働き始めてくれます。いろんな直観や閃きを送り始めます。
「未来」のビジョンをイメージとして持つと、その「未来」のイメージを実現するために必要な様々な情報やアイデアが、直観や、閃きとして送られて来るのです。
いつもそこにあったのに、何気なく手を取って読んでみたら、必要な情報がそこにあったとか、直観や閃きや、受け取った情報や、身体が動くままに行動してみたら、思わぬ「偶然」の連鎖で、パーフェクトな出会いがあったり、予想もしなかった形でコトが進んで、気がついてみると、望んでいた通りのことが実現している。。といった大小の「奇跡」が普通に起こってくるのです。
これは、量子物理学で説明されつつあることですが、潜在意識(無意識)の領域では、未来から現在にトキが流れていると捉えることができるかもしれません。
つまり、【無意識の領域に作られたものが私たちの行動によって3次元世界に現象化する】ということです。
【潜在意識に伝えたものは、それを取り消したり混乱させない限り、必ず実現する】
ということ。これは、誰にとっても当てはまる【法則】なのです。
なので、ビジョンを心に抱き続けることが大切です。
しかも、そのビジョンは、疑いを持ちようのないものであることがベストです。つまり、どうやって実現するのかわからないくらい遙かかなたの抽象的な内容であることです。というのは、遙かかなたの内容なので疑いを持ちようがなくなるからです。
私の体験
例えば、私の場合、十代後半から、「何の為に生きるのか」と、ずっと悩み、悩んでいろんな体験の末に得た、一つの答えがありました。
・・その時の自分なりの「答え」が、若い私の「ビジョン」となり、それに向かって、懸命に生きました。19才から、20代、そして、長女出産後の時まで。
思えば、その「ビジョン」があったからこそ、多少の「困難」があっても、「困難」とも感じず、喜んで、それに向かってひとつずつ、困難を乗り越えて、一つ一つのことを実現していけたと思います。
でも、その後、チェルノブイリ原発事故の後、その「ビジョン」に向かう途について、深い疑問が湧き上がってきました。壁にぶち当たったのです。
今度は、その疑問を追求して、悩みました。「ビジョン」が明確に定まらず、ずっと探し続けていました。悩んで、求めて、探して、そして…そのプロセスの中で、私の昔の「ビジョン」がアップデートされて、明確になっていきました。
10年以上前の自分が持ったビジョンと同じ方向ですが、アプローチが変わった分、具体的なプロセスが変化したのです。ビジョンが明確になると、また、その「ビジョン」を見つづけて、その「ビジョン」を実現するための、当面のゴールに向けて、選択し、行動していきました。
決して平坦な途ではなかったです。他人に言えない苦しいことも様々に抱えながら、でも、その「ビジョン」があったから、私を生かし続けてくれたと思います。
その「ビジョン」とは、「愛する子ども達と子ども達の後にも続く未来の子ども達のために、自分が遺すことができることをすること」「新しい世界観から、世界を変える新しいアプローチを自分自身の在り方を通して示して形として遺すこと」・・
私の場合、それを求め続けた時に出会ったのがカタカムナでした。カタカムナとの出会い自体、そして、「アマナ」という名前をいただいたこと自体、奇跡です。
今に至るまでに乗り越えた「困難」は、山ほどあります。でも、その「ビジョン」があるので、「困難」だけど、「苦しみ」ではないのですね。そうやって、一つ一つの直面する課題やゴールをクリアーすると、深い喜びが訪れ、そして、また次の課題やゴールがやって来ます(*^^*)
過去の自分のプロセスを観ると、様々な現象の、「良い」も「悪い」も、すべてのことは、パーフェクトに起こっていることが、わかります。本当に様々な大小の「奇跡」が起こり、あらゆることがパーフェクトな形で実現されてきている、ということが実感されるのです。
自分の持っているもの、自分なりの天の才を使って世界に貢献する。その為に、私のビジョンをビジネスに落とし込めて、進んでいます。今もこれからも継続してその「ビジョン」に向かって歩いていきます。チャレンジはあるけれど、心が平和です。しんどいけれど、魂が満たされているのです。
ビジョンを持って適切に行動さえすれば実現は当たり前
こんな自分自身の体験からも、はっきりと言えること。。それは…「ビジョン」を明確に持っていることは、ゴールや願いを実現する上でとっても大事だということです。
そして、ビジョンを明確にもって、適切な行動を継続しさえすれば、それが実現するのは、当たり前だということです。
それじゃ、何が課題になるかというと、【自分が情熱を持つこと、心の奥から湧き上がるビジョンは何か】ということでしょう。
要するに、「どんなビジョンを持つか」ということですね。私が、30代の頃、悩んだことも、このことでした。世界の為に貢献したい、何かしたい。でも、その為の具体的な途がわからないことです。