水瓶座冥王星の本格開始:「風の時代」をより良く生きる為の分岐点

いよいよ2024年11月20日に冥王星が水瓶座に入り、2044年1月19日までの約20年間、水瓶座に滞在します。今日は宇宙のエネルギーの流れについて少し整理し、水瓶座冥王星の時代(風の時代)の特徴と、その特徴の一つであるAIの進化の中でより良く生きるための分岐点についてお話します。

「魚座の時代」から「水瓶座の時代」へのシフト

2020年12月22日に、土星と木星が水瓶座の0度で重なり(グレートコンジャクション)、地球の歳差運動によって春分点に地軸の指す方向が、魚座から水瓶座の位置に変化するという、2160年ぶりの変化が起こりました。

私たちは、今、地球の歳差運動の約25800年の周期から見た場合の、2160年続いた魚座の時代から次の水瓶座の時代への、大きなシフトの初期段階にあります。

 

「風の時代」(200年周期)への移行

上に書いた2020年12月22日に起こったグレートコンジャクションは、約200年周期で見た場合の「風の時代」への移行の始まりでした。

その後、過渡期を経て、2024年11月20日以降、創造と破壊の冥王星が風の星座である水瓶座に20年間鎮座しますが、これによって、「風の時代」の根本的な変化が本格的に始まり、今後、約200年弱の間、「風の時代」が続きます。

 

※この「風の時代」について、ホロスコープの情報を整理すると。。

木星と土星が同じ12宮のサインの中で一直線に並ぶのをグレートコンジャンクションと呼びますが、これは、20年ごとに起こるそうです。

グレートコンジャンクションのエネルギーは、社会構造の変化や意識の変化といった時代の変化を促がしますが、過去200年は、それは「地」のエレメントで起きていました。

今後、グレートコンジャンクションは風の星座を順番に変えて起こり、2040年10月31日に天秤座、2060年4月8日に双子座、その後も20年ごとに、水瓶座→天秤座→双子座を繰り返します。

「水の時代」への移行は、2219年11月1日から本格化するようです。

 

「風の時代」の特徴

「地の時代」は、1842年から2020年まで続いたわけですが、その時代の特徴は、

  • 物質、所有、安定、蓄積
  • 境界線、組織、
  • 縦社会、ヒエラルキー、トップダウン
  • ステータス、肩書き
  • 成功、上昇志向
  • 常識、既成概念

といったようなものです。

これから本格化する「風の時代」は、

  •  情報、知識、 IT
  • 目に見えるお金や物よりも⇒体験や喜びといった目に見えない豊かさ
  • トップダウンの縦社会⇒横のつながり、仲間
  • 安定よりも⇒革新
  • 蓄積よりも⇒循環
  • 所有よりも⇒シェア(共有)
  • 組織、会社よりも⇒個人、フリーランス
  • 多様性、流動的、循環、フレキシブル
  • 自由、独立、改革
  • 目に見えないもの、形のないものに価値があるとされる

このような特徴があります。

そして、このような特徴を持つ「風の時代」は、今後2160年間続く「水瓶座の時代」のトップランナーになるわけです。

・・・・

因みに、地球の歳差運動の約25800年の周期から見た場合の過去2160年続いた「魚座の時代」は、

一言で言うと、【集団の信仰】の時代であり、ピラミッド型支配の時代でした。

今後2000年以上続く「水瓶座の時代」は、上に挙げた特徴すべてを保持した【個からの変革】が深まる時代だと言えます。今後2000年の間に、地球や人類が一体どうなっているか・・想像もできませんが^^;  

とりあえず、今後200年は、上に挙げた特徴が深化していくことが予想されます。そして、今月2024年11月20日から破壊と創造の冥王星が20年間水瓶座に居座って、根本的な変化をもたらし始めるということです。

・・・

個人のレベルでは、冥王星は、祖先のカルマや無意識、魂の約束といったことを示すので、そのような課題が突きつけられるということも起こることでしょう。

 

「風の時代」をより良く生きるための分岐点

さて、、私たちが生きる世界の宇宙的な流れとその特徴について、ざっとお話しましたが、これらの特徴の全てが、スムーズに現象化するかというと、古いものが破壊されて新しいものが創造されるプロセスは、一直線のスムーズな道ではなく、痛みや混乱、混沌が伴うかもしれません。

実際、世界的に見ると、その兆候が見られます。

・・・

でも、これから世界で起こることがどんなことであれ、たとえ心の痛い、辛いことであっても、今後の人類が辿る変化・変容のプロセスの一貫だと理解して、大きな視点で見て、自分の在り方を選択していくことができればと思っています。

 

上で挙げたような、「風の時代」の特徴を見ると、やっと待ちに待った時代がやってきた〜!と、嬉しい気持ちにもなりますが、実際は、それらの特徴が現実化するプロセス前の破壊のプロセスは、かなり厳しく、一筋縄では行かないなーという印象です。。

でも、肝心なのは、風の時代の特徴は、私たち一人一人がそのような意識や在り方に変化することを通してこそ、はじめて実現するんだということです。

そして、その変化のための一番のカギになるのが、深いレベルからの【個の自立】です。もう少し正確に言うと、自分の魂のギフトを覚醒させて、自分軸をしっかり持っていることです。

逆に言うと、私たちが古い意識のままで、新しい在り方に進むのを物怖じしていると、否応なしに、時代の波が私たちを呑み込んでしまう可能性が十分にあるということです。

 

AIの発展に伴って格差が加速する

例えば、ちょっとイメージしてみませんか?

風の時代の特徴の一つは、AI技術の発展ですが、ここ2−3年だけでも、この間進化したAIの質には、本当に驚愕させられます。

このAIの進化の流れは、もう誰も止めようがありません。

今のAIは、私たちが質問したり、リクエストしたりすることについて、驚く程適切に、論理的に分析整理して、素晴らしい言葉で応答してくれます。

すでに、イーロンマスクのニューラリンクでは、大脳に超小型装置を埋め込んで、直接インターネットの情報にアクセスしたり、念ずるだけでロボットを動かしたり、思考がそのまま相手に伝わるテレパシーが可能になるための技術を開発しています。

AIの応用は、様々な分野に及んでいて、今や、私たちは一瞬の内に、厖大な知識・情報にアクセスしたり、論理的に分析整理したりすることができるようになっています。

そして、考えていることをビジュアルで表現したりすることも、過去考えられなかったくらいのレベルになっていますね。・・・

 

ここで質問なのですが、、あなたなら、これらの情報を得て、何をしますか?

何の為に、AIを活用しますか?

つまり、私たちの内に、アイデアや目的意識がないと、いくら情報を積み重ねても、それらは気晴らしの娯楽か、役立たずのクズに過ぎないということです。

大切なのは、それらを統合して、自分の目指すことに活用することです。そして、それができるかどうかが、本当の意味で「自分軸」があるかどうか、、これにかかっているのです。

インスピレーション、創造性、統合力、、これを生み出すのは、人が魂を持っているということ故であり、魂の意図とつながった「自分軸」がそのパワーを開花させるのです。そして、この「自分軸」があるかどうかが、AIを活用できる現代、溢れる情報に呑まれてしまうか、それらの情報を活用する側になるかを決める、大きな要因になるわけです。。

そして、これは、現実的に、収入の格差だけではなく、もっと本質的なことについての格差を生み出してしまいます。

つまり、AIの発展で仕事をなくし、存在意義さえ見出せなくなってしまう「無用者階級」(※1)に転落するか、喜びを感じる仕事で自立して、豊かさを循環させるか。。それを分けるのも、深いコアからの「自分軸」を明確に持っているかどうか、、これにかかっているのです。

このように、AIは便利ですが、逆に、それによって、以前にも増して、格差を加速させることになるわけです。

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冥王星が水瓶座に入って「風の時代」が本格化する今、魂のギフトを活性化して、深いコアからの「自分軸」を持つことがめちゃくちゃ重要になるということを再度お伝えしたくて、シェアさせていただきました。

ここまでお話しましたが、「じゃ、どうしたらいいの?」と思われるかもしれませんね。

私は、長い年月をかけて、それを最短距離で可能にする方法を確立しました。まずは、「魂の自己実現コアライトワーク・プログラム」をご覧ください。

 

※1)「無用者階級」という用語は、ユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考』2019,河出書房新社 より。

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