昨日は「お盆」でしたね。お盆は、先祖の霊を迎え、生前のご恩に対する感謝を込めて供養する時だとされていますね。今日は、この【先祖に対する感謝の気持ち】ということに関連して、「親に対する感謝の気持ち」について、思うことをシェアさせてくださいね。
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「親に対する感謝の気持ち」・・・
もし親が優しくて愛情深く、望むことも与えてくれて。。そんな親であれば「感謝」は自然に湧いて来ますよね。でも、そうじゃない場合、逆に、「自分の苦しみの原因になった」とさえ思えるような扱いを受けた場合。。苦しかった過去を完結する上でも感謝の気持ちを持てたら・・と思うかもしれません。。
でも、どうやってそんなひどい扱いをした親に、感謝の気持ちを心から抱くことができるのでしょう?
自分の人生を魂のレベルから観る
それには、まず、自分の人生を、大きな視点から、つまり「魂のレベル」から観ることが、とても助けになります。魂として、そのような親を「選んで」産まれたということ、【魂としての自分】が、その親を【選んだ】ということですね。
どんな親や家族でも、魂が、今生、「私」として「体験する」と決めたことにとって、最適の親や家族、祖先だ、ということです。
そして、その「体験」は、山あり谷あり、試練ありで、大抵、容易いものではないです。だって、人生の道を走り続けるのに、ただ平坦な道を走るのであれば、その「体験」に変化や面白みが少ないですよね。
両親は、「私」の魂の「体験」の最大の協力者
だから、魂は、「私」が生まれる前にいろんな障害に出会うような仕掛けをして、「私」がこの世で学ぶことの準備をするわけです。その際、両親は、その仕掛けの一番大きな協力者です。
「私」がこの世で体験すると、魂が決めたことを成就できるように、魂のレベルで協力してくれた魂の協力者。。
その為に、嫌な親としての役割すらも引き受けて、嫌われ役、憎まれ役を買って出てくれた。。そんな魂達です。
視点を、「この人生での自分の体験」というレベルから少し離して、魂としてこの世で貴重な体験をしてるんだ、という風にみると、「ひどい両親」にも、別の気持ちが湧いて来るかもしれません。
スピリチュアルや自己啓発の落とし穴
ところで、スピリチュアルや自己啓発の世界では、人生がスムーズに行って、夢がスイスイと叶って、キラキラと輝いているのが、「成功」していることの証しと考えられることが多いように思われます。
でも、実際の真実は、【私達が生きるこの世の人生では、苦痛や困難は当たり前】だということです。
むしろ、苦痛や困難があるからこそ、それを体験し、そこから何かを学ぶ為に、私達の魂はこの世に私達を送ることを【選んだ】わけです。
それを、夢のようなスピリチュアルの理解から、困難もなく【幸せな人生を得ることが「目的」】であるかのような意識をもってしまうと、極端に言うと、その「幸せな人生」を得ていない自分は、「ダメ人間」、「不幸な人」みたいな錯覚を持ってしまいかねないのです。
「人生、いつもキラキラ幸せが当たり前」というのは、幻想なので、そんな幻想は意識から消えて行くに任せましょう!
もしあなたが困難の渦中にいるなら、なかなか難しいかもしれませんが、それでも、人生はそもそも困難なところだということ。そして、あなた自身の選択によって、その困難な体験を越えるトキは必ずやってくるということは間違いないです。
困難は「勝利」のチャンス
私自身、今まで生きて来た中で思うこと、それは、「幸せ」や「成功」は、人生の困難や試練を乗り越えて、自分の内に光溢れる静かな湖水が生まれた状態。少なくとも、私はそう思っています。
そして、自分自身が人生で「成功」、「勝利」したかどうかは、私達が死ぬ時にわかることだと思うのです。逆に言うと、それは死ぬ時までわからないし、死ぬ時までそのチャンスがある、ということです。
私達は、困難を与えられることで、それを乗り越えて「勝利」する機会を与えられている、そんな風に思うのです。
そう思うと、自分が体験してきた様々な困難や、苦しかったあらゆる「遠回り」に、心から感謝の気持ちが湧いてくるのです。
もし、あなたが、自分の人生の困難や試練のしんどさ故に、心にひっかかりが残っていたり、次に進めないと感じているなら、一度、そんな風に見方をシフトさせてみませんか?
そしたら、困難の元祖となったように思う親にも心から「ありがとう〜」と、感謝の気持ちが湧いてくるかもしれませんよ。
拙い表現で、言いたいことをうまくお伝えできなかったかもしれませんが。。
困難があっても、必ず乗り越えられますよ−!要するにそういうことです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。 アマナ
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