夢の実現を妨げるもの(その1)

夢とか願望とか、叶ってもよさそうなことがなかなか叶わないということがあるのは、なぜでしょうか?私は、その一つの要因として、【疑ってしまう】ということがあると思います。

よく成功法則で言われる、「夢をイメージする」とか、「ありがとう」を言うとか、いろんなことをしても、その一方で、私たちは、目の前の現実を見て、或いは、過去の経験から、「過去・・・だったし、今も・・・なので、将来も・・・だろう」という、直線的な見方、論理で、「そんなこと、現実的じゃない。叶いっこないよ!」と、思ってしまうことが多くあります。

こんな時、私たちが見ているものは、目に見える現象だけです。

ところで、量子レベルでは、意識すると同時に実在するので、私たちは、意識を向けているものを、確実に強化しています。意識を向けるところにエネルギーが行き、遅かれ早かれ、その意識が向けられたことが実現するのは、今では多くの人が理解する物理的法則です。

つまり、意識したものは、すでに量子レベルでは存在してるのです。そこからこの3次元に表われるのには、少し時間がかかるだけなのです。

ところが、私たちは目に見えたものだけを信じる習慣(?)があるので、そのタイムラグがあることを理解せず、すぐに「疑い」の意識を放射してしまいます。

だから、その「夢」と「疑い」の間で、量子レベルでのエネルギーの動きの方向が定まらず、両者の動きがクラッシュして、エネルギーの動きがフリーズしてしまうか、(これを「低迷」とか、「スランプ」とかいいます)実現が非常におそくなるか、全く実現しないことになるのです。

ただ「タイムラグがあるということなんだ」という事実を受け入れて、毎日、量子レベルから、根源のレベルから、夢実現のビジョンを「見続ける」こと、そして、それに向けてできることを毎日継続していくこと。これが大切です。

一つの例なのですが、あるアメリカの大学の研究室が、ある都市で問題を抱える人達を3つのグループに分けて、従来型の心理カウンセリングの効果の違いについて、長年にわたって追跡調査をした結果があります。従来型の、問題を聴くカウンセリングです。

あなたは、どのグループが一番良好な状態になったと思いますか?

1)週3回のカウンセリング

2)週1回のカウンセリング

3)カウンセリングに訪れない

それは・・・三つ目のカウンセリングを受けなかったグループが、最も早く、良好な状態に回復できたということなんです。

それがなぜなのか、理解されますよね?

それは、「自分の問題を話して、それに意識を向ける時間が長ければ長いほど、その問題状況を突き抜けて進んでいくことができない」ということなんです。

同じように、私たちが直面する現実の障害、壁に意識を向けて、障害のある現実と同じ意識のレベルで格闘するよりも、達成したいビジョンを明らかにして、そのビジョンを達成した状態に意識の焦点を当てて、目の前の障害を乗り越えていくことの方が、ずっとスムーズに障害を乗り越えることができるのです。

その意味でも、自分が達成したいビジョン、願いや夢の中味をできるだけ明確にする、そして、できれば、それを達成する為の小さなゴールを明確にする、ということが大切なのですね。因みに、そのゴールには、時間の制限を付けた方がいいです!

だから、現実に私たちの前に壁があったとしても、その壁の向こうにある美しいもの、心が熱くなるもの、楽しい気持ちになるも、あなたのビジョンを、見続けて、適切な行動を起こしていきましょう!

そのビジョンが、あなたの魂の意図と一貫したものであれば、今まだ形になっていなくても、必ず、形になりますよ!

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