自分を犠牲にしてダメ男(女)に尽くしてしまうのは。。

「自分が犠牲になっても他人を喜ばせようとする」「愛を受け取るのが苦手」——そんなパターンの原因は、親との「同一化」にあるかもしれません。苦しむ親を助けようとする子供の優しさが、家族の集合無意識の法則に反し、かえって不幸なパターンを作ってしまうのです。虐待がなくても起こるこのメカニズムと、解消法についてお伝えします。

【2026年1月20日更新】

はじめに:トラウマを「捨てる」ということ

私達の中で、「自分が犠牲になっても他人を喜ばせようとする」だけでなく、人からの愛を受け取ったり甘えたりするのが苦手で、人間関係に悩む人は多いですね。。もしあなたに、何か心当たりがあるなら、この記事をぜひ読んでください。

ある本に、こんなことを書いた文章がありました。・・・つらいときや苦しいときに、頑張る、努力するというように、「何かを得ること」よりも、「何を捨てるのか」を考えましょう。人の一番深い根底には、生きる喜びや幸せを感じる素晴らしい核があって、その上に幾重にも積み重なったトラウマを一つずつ捨てていきましょう。・・・

そのトラウマを「捨てる」ことができずにいるから、私達は苦しいんですよね。

トラウマを「捨てる」方法は、いろいろあって、私も、私達が内に持つ輝きが、日々の生活の中で、人生の中で表現されるように、スキルやテクニックを深化(進化)させて来ました。

そして、ドイツ人心理療法家、バート・へリンガーが創った「ファミリーコンステレーション」という心理療法も、家族継承トラウマ解放のスキルに統合しています。

親との「同一化」が起こるメカニズム

この心理療法は、虐待を受けたとかということがなくても冒頭に書いたようなことが起こることがあるということを説明しています。

その典型的な場合は、両親が離婚したり、死別した後に、その一方の親に、子供が潜在意識のレベルで「同一化」してしまう場合です。

誰でも子供は、親想いです。とても優しいのです。苦労していたり、苦しんだりしている親を見るのは、とてもつらいのです。それで、その親の痛みを無意識に自分のものにしてしまうということがあります。或いは、その親の為に、自分がなんとかしてサポートしようと思ってしまうのですね。自分が力になって、親の過酷な運命を軽くしようとする。。

これは、意識的でなくて、無意識にそう感じているだけかもしれません。でも、この優しい子供の思い自体が、子供のその後の人生で、苦しみや不幸の大きな要因となることをへリンガーは発見しました。

家族の集合無意識の法則

家族の集合無意識においては、自分より先に生まれ、自分を産み育てた親は、ランクが上なのです。その親の苦しみを、子供である自分が背負おうとすること自体、自らの運命を担う力ある存在として、尊厳ある存在として、親を見ないということを示唆するのです。親を自分より低い位置に置いてしまうことになるのです。

そうすると。。。親からの愛を受け取るのが難しくなり、しいてはパートナーなどからの愛を受け取るのが難しくなる。。自分を犠牲にしてまで他人を喜ばせようとするとか、自分が面倒を見てあげないといけない人とばかり付き合って、でも自分は人に甘えられない、というパターンができてしまう。。

家族の集合無意識の法則から言うと、子供が親の相談に乗って、「友達みたいでしょ」と喜ぶのは大きな誤解だということ、好ましくないことなのです。

愛を受け取れなくなる4つのパターン

逆に、親を拒絶したり、蔑んだりする場合も、親からの愛を受け取る流れが遮られるために、よく似たパターンを作ってしまうと言います。

上のように、親と「同一化する」場合、親を「拒絶する」場合を含めて、親からの愛を受け取るのを困難にする場合があります(4つのタイプがあります)。

それらは、虐待や「トラウマ的なひどい経験」があるわけではなくても、深いレベルで人生を支配する、不幸な「パターン」の根本原因になり得ると言うのです。確かに、そのようなケースを見る時、この説明は納得できるように思います。

そして、グッドニュースは、そのような「パターン」は、クリアーすることが可能だということです。

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