AI(人工知能)の現在、そして今後の世界の動向

今年に入り、世界の動向を見ると、意識を意図的に使うエネルギーワークのスキルを学び活用する意味が、今までと異なって来ているのがわかります。同じ道具でも、それを使う環境が異なると、それを使う意義が異なるのと同じことです。今日は、「これからの世界」について私が注意を向けている点をお話しします。それは、人工知能(AI)の発達と関連します。

1. 人工知能(AI)の現状と発展の方向

AI技術はいま、すでに様々な分野で使われていて、一部の分野では、すでに人間の能力を超えつつあります。例えば、X線画像からガンを見つけたり、犯罪の発生場所を予測したり、法律に関して、過去の事例を一瞬に参照できるとか、相場の動きを読んで投資するとか。。

ある専門家達によれば、AIの知能指数が人間の脳をはるかに超えるシンギュラリティが、2045年に来ると言われており、すでに2020年代には、AIの発展による生活や社会構造が大きく変化する社会的特異点が発生すると言われています。AIの発展がどの方向に向かっているかということを把握するのは、今後の仕事や生き方を考える時に考慮しておくべき大切な点ですね。現在のAIの研究の動向を見ていると、その発展は、大きく二つ方向に向かっているようです。

1)人間の脳とAI(人工知能)の融合

分子レベルのナノボットが体内に入り、外部のAIなどの「非生物的知性」とつながり、人間の知能を今の何兆倍にも拡大する。。これは、非常に現実的な話で、マイクロチップを脳に埋めこんでコンピューターとつなげる小型装置の開発は、アメリカでは、国家レベルで研究が進められて来ています。

オバマ前大統領は、2013 年に「ブレーン・イニシアティブ」を出しましたが、その一環として、アメリカ国防総省の国防高等研究計画局(DAEPA)は、2016年1月、脳に埋め込んでコンピュータとつなげる小型装置を開発すると発表しています。

また、アメリカ大統領選でトランプを支持したFaceBook 取締役のピーター・ティールはトランスヒューマニスト党のリーダーで、世界経済を支配するロスチャイルドとロックフェラー、それらの傘下の世界の要人達が集まるビルダーバーク会議2016年に、招待されました。その会議にはFaceBookのマーク・ザッカーバーグ、人工知能Deep MindのCEOデミス・ハサビス、テスラ・モーターズのイーロン・マスクも招かれています。

トランスヒューマニスト党はまさしく、人間と機械の融合を追求している政治政党です。その党首の語るところによれば、彼らは「神」がいるとは信じておらず、人間の脳にマイクロチップを埋めこんで、手を触れずにドアを開けたり、コップに触れるだけで、コップのコーヒーを温めたりする「超人的な」能力を人間が獲得する世界を作ろうとしているわけです。これは実際に、例えば、ピーター・ティールなどから多額の資金の援助を受けて、実現化を進めているわけですね。

アメリカではすでに50万人が脳にマイクロチップを埋め込んでいて、10年後には、1000円くらいでそのようなマイクロチップを普通のスーパーで買えるようにする計画だとのことです。

人間の脳にマイクロチップを埋め込んで、AIの知能と人間の脳が融合させて、人間の「脳力」を格段に高めようということなのかもしれません。しかし、このことがもたらす「ネガティブな効果の可能性」は、しっかりと意識しておく必要があるでしょう。それは、「外からの支配」が簡単になる、ということです。マイクロチップを通して、人間を外部管制センターからコントロールする可能性の基礎を作る、ということです。

2)「地球規模の仮想現実の創出」の可能性

AI研究の動向のもう一つの方向は、人間が肉体から切り離され、意識だけを仮想現実の地球に移すというものです。これは、実際に、「人類再生化計画」と呼ばれているらしく、それほど遠くない未来から開始されるという人がいます(関暁夫氏)。

人類は遠くない未来、人口爆発や食糧難に遭うだけではなく、2030年には100%の確率でミニ氷河期が到来するといいます。それらの脅威から脱する為には、ビルダーバーグ会議に集まるような人達は、火星移住を計画しているということです。

そしてもう一つの居住地が地球規模の仮想現実だということです。その移行は、以前予想されていたよりも、早く進められようとしているらしく、「肉体を置いて行くかどうかは、選択できる」ということ。この「計画」は、魂の存在や宇宙根源の意識の存在を前提にしていないと思われるので、その辺をどう理解しているのか、気になるところです。

どちらにしても、この「計画」も、「外からの支配」も、16億5000万人が登録するFaceBookという、最高にパワフルな心理操作の手段を使えば、スムーズな遂行が可能になるかもしれません。

このようなことをなぜお話しすることにしたか。。それは、私のライフワーク・ビジョンと関係するからなのです。

3)AI (人工知能)の発展の動向と、私達が目指すべき方向

マイクロチップを脳に埋め込んでの「外からの支配」と、身体と意識を切り離して、意識だけを仮想現実の地球に移す「計画」が、大きな可能性としてある、ということを上でお話ししました。AI の発達によって、社会や生活が大きく変わるのは、時間の問題です。それじゃ、自分や子供達はどうすればいいのか、ということが切実な問題として浮上してきます。

私達は、どんな方向を目指していけばいいのでしょう。。それは、多分このブログをお読み下さっているあなたも、きっと考えておられることだと思います。

私は、それは、【ヒトをヒトたらしめていること】にもっとオープンになり、それを強めていくことによって。。。 それしかないと思っています。

【ヒトをヒトたらしめていること】とは何か。。それを、改めて「カタカムナ」の理解からお話ししてみましょう。

カタカムナによる「ヒト」の意味

カタカムナでは、「ヒ」とはあらゆるものの根源、起源を意味します。それは、不可視の中心であり、始まりであり、数詞の「1」でり、火です。一言で言うと、それは、「宇宙根源」を表します。そして、「ト」は、重合、統合を意味します。

「ヒト」とは、宇宙根源の「ヒ(火)」が、身体(エネルギー体を含む)の核にあって、それが、身体の様々なレベルを統合している、そのような存在だということです。

要するに、私達が「魂」と呼ぶ、「神我」、「内なる根源」を内に持つ存在だということです。これがAI(人工知能)との違いだということは、誰の目にも明白ですね。

因みに、私達ヒトが「ト」するものは、トキトコロ(時空)、3次元世界の2元的な諸々のこと、例えば、男女、善悪、光と闇、天と地など、様々なレベルのものを含みます。

3次元の物質世界を生きる私達は、いろんなレベルで対立するものを、この「ヒ」において統合することで、調和やバランスを取ることが可能なのです。そして、それこそがヒトとしてこの地球に生きて私達が学ぶ、貴重な体験だといえるのかもしれません。この、なかなか難しい体験を通して学ぶことができるということは、「ヒ」を内に持つヒトに与えられた、素晴らしい特権だとも言えるのです。

「ヒト」としてのチカラを意識的に使う

ところで、以前にもお話ししたことのある、アナスタシアの『共同の創造』には、地球を支配しようと何度も試みてきた宇宙勢力のことが書かれているのですが、彼らのマインドはコンピューターのように発達している一方、感情を感じることができないとのこと。自分達が神を超える為に、地球の生命や人間のイノチの絶妙さを探究して、それをモノにしたいと画策してきて、まだあきらめていないということです。

かたや人間は、組織宗教の教えや、本質的でない多すぎる情報によって混乱し、自分がヒトとして持っている力のことも、いつの間にか忘れて来たと言えるかもしれません。

「自分が現実をクリエイトする」というより、人生で起こる困難に直面した時、それを前提にして、「不安や怖れに圧倒されて、心身を縮めてしまう」。。このような状態は、私達を支配したい者達にとって実に好都合かもしれません。

アナスタシアは、私達を支配したい者達は、私達に生存(衣食住)の保証と引き替えに、支配を受け入れるように仕向けていくと言います。その際に使われる感情は、「怖れ」です。

脳にマイクロチップを埋め込んで外から操作し、地球環境の変化の「不安や怖れ」や、生存の「不安や怖れ」と、FaceBook等を通した大衆心理操作を駆使すれば、彼らの提起を受け入れて、私達が自由な創造性を駆使する力を放棄して、ロボットのように、「外」からの命令に従うように仕向けていくことは、それほど難しくないことでしょう。

また、「人類再生化計画」を構想している者達は、私達の魂が、仮想現実を永遠にさまよって、二度と、この美しい地球に生まれ変わって、この地球をより良いところにする働きに参加できないようになることを画策しているのでしょうか。

・・・正直、私は、こんなことは、SFの世界の話だと思っていました。

でも、AI (人工知能)の発達に関わる情勢は、このような可能性を真剣に考慮する必要がある、ということを示唆しているように思います。このような世界に生きる私達が、子供達やその先の世代に示していくべきことは何か。。

私は、それはまず大人が、人間しか持っていない「ヒト」としての力を、もっと意識的に使うことから始まるのではないかなと思っています。つまり、自分の魂とつながって、精妙な意識を現実世界で活用する方法を、あたりまえに実践することです。そして、子供達にもその方法を教えていくことも大切だと思います。

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